こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
自分の悩みや問題を、タロットで占うことに慣れてくると、誰しも人の悩みについて、相談に乗りたいと感じるようになるものです。
もちろんはそれは、タロット占いが楽しくて、他の人にも体験して欲しいし、自分の占いが当たるのか、そんな興味もあるとは思います。
ですがそれ以外でも、タロット占いを仕事にしたいと思う人も居ることでしょう。
そんな時には、タロット占い師の育成スクールなどで学べばいいことですが、それらのコースは、得てして高価なものが多く、申し込むもの不安になるものです。
ですから今回は、そんなタロット占い師を目指す方のために、まずは独学でタロット占い師になるには、どのようなステップを踏めばよいのか、その方法を紹介します。
それぞれのレベルでの目標を記載しておきますので、1つずつこのステップをクリアしていってください。
ステップ1:独学でタロット占いを習得する
最初のステップでは、タロット占い師になるには、独学でどのレベルまで占いに習熟すればいいのか、その点からお話ししましょう。
タロット占いを学ぶおすすめ教材
この記事をご覧の方は、すでにタロットカードをもって、独学でタロット占いを実践しているとは思います。
もしあなたが、タロットカードも持っておらず、0からタロット占い師になろうと思うなら、まず最初に行うべきことは、タロットカードを用意して自分を占うことです。
そのために必要なものは、こちらの「初心者に人気のタロットカードマスターセットを詳しく解説」で、詳しく解説しているので、まずはそちらをご確認ください。
カードや解説書、クロスなど、タロット占いを始めれば、色々なアイテムが必要になります。基本的には必要な物から、自分のペースで揃えていくので問題ありません。
ただ、タロット占い師になるためには、大アルカナの解説書だけではなく、小アルカナの解説書も用意してください。これは後ほど解説します。
自分のタロット占いからスタート
カードや解説書の準備が整ったら、タロット占い師になるために誰もが最初に通る、自分自身を占うことを始めましょう。
その際には、先ほどの初心者向けの解説書に、様々な占い方や、カードの意味、そしてケースバイケースの実例も載っていいます。
このサイトで解説している内容は、あくまでその一部ですから、独学でタロット占いをマスターするなら、解説書を参考にしてシッカリと学びしましょう。
まずは22枚の大アルカナカードを利用して、ヘキサグラム(六芒星)などのスプレッド(カードの配置)で、自分の問題を占えるところまで習熟してください。
必要なタロット占いの習熟レベル
もしあなたが、自分と家族や友達ぐらいにタロット占いが出来ればいいのなら、22枚の大アルカナだけを利用したタロット占いで十分でしょう。
ですが仕事として、プロのタロット占い師になるには、56枚の小アルカナカードも利用した、フルセットでのタロット占いを習得する必要があります。
ですから、解説書を見ずに大アルカナを利用して占うことが出来るようになったら、次は小アルカナカードも加えて、フルセットでタロット占いを出来るようになりましょう。
小アルカナは56枚ありますから、確かに時間は掛かりますが、解説書の解釈やこのサイトの「タロットカード小アルカナの意味一覧<ワンド、ペンタクル、ソ―ド、カップ>」を参考にしてトライすれば、独学でも問題なく習得できます。
■ステップ1の目標■
タロットカードのフルセット(大アルカナ22枚+小アルカナ56枚)を利用して、自分自身の問題をタロットカードで占い、その意味を解釈できる。
ステップ2:タロット占い師としての目標を決める
このステップ2は、ステップ1のタロット占いを習得する取り組みと、同時進行で進めて大丈夫です。
このステップでは、あなたがタロット占い師になるために、明確にしておくべき目標やビジョンを、捉えるためのものです。
タロット占い師としての活動スタイル
あなたは自分がタロット占い師になった時に、どんな活動をしたいのか、そのイメージを持っていますか?
プロのタロット占い師にも、いろいろなタイプの方がいますが、例えば大きくは2種類です。
A、自宅をサロンにしてリアルで活動する方
B、ブログやサイトを通じてネットで活動する方
まずは、ご自分はリアルとネットのどちらが良いのか、活動を明確にしましょう。
A、自宅をサロンにして活動する方
自宅をサロンにしてリアルで活動するなら、最初はご自分のお住まいの地域に、自宅開業をされている方がいないか、サイトなどで検索して調べてみましょう。
Google検索で「地名+タロット占い」で検索すれば、お近くで自宅開業されている方のブログやサイトが出てきます。
そしたら、「自分もこんなタロット占い師になりたい。」と思う人の、個人セッションを受けに行ってみることです。
もちろん、ただ占ってもらうだけではなく、どんなサロンで、どんなカードやアイテムを使い、いくらぐらいの価格設定で、どのレベルの占いを提供しているのか、実際に受けてチェックするのです。
独学でタロット占い師になるには、何よりも自分で経験することが大切ですから、その点は帰ってきたら忘れないうちに書き出しておきましょう。
B、ブログやサイトを通じてネットで活動する方
もしあなたの希望が、ブログやサイトを通じて、ネットで活動することなら、このスタイルのタロット占い師さんを探して、やはり実際に占いを受けてみましょう。
これも、どんなブログやサイトで活動しているのか?メールやLINEを使っているのか?Skypeや電話占いなのか?価格帯は?などなど。
やはり自分が理想とするタロット占い師さんを、検索などで見つけ、個人セッションを申し込んで、実際にメールのやり取りなどを経験してみるのです。
それにより、どのような方法で活動しているのか、具体的な手法をシッカリとチェックして置きましょう。
これはすべてのビジネスに言えることですが、あなたが独学で理想のタロット占い師になるには、目標とする人を決めて、最初はその人のマネをするのが最短コースです。
占いはプロを手本にする
先ほどのAとBの取り組みで、タロット占い師としての活動内容は、比較的イメージ出来たと思います。
ですが、もしあなたが一流のタロット占い師を目指すなら、人気のある一流のタロット占い師のスタイルを、知っておく必要があります。
これもすべてのビジネスに通づることですが、一流の仕事をしたいななら、一流がどんなものか知り、経験しておく必要があります。
ですから、例えばこちらの「【ヴェルニ】 」など、「anan」などの情報誌にも度々取り上げられる占い師のタロット占いを、1度は経験しておくのも良いでしょう。
もちろんここでも、タロット占いの流れや雰囲気、口調や話し方など、可能であれば録音してそのスタイルを参考にするのです。
■ステップ2の目標■
理想とするタロット占い師を見つけ、実際に占いを受けて、活動の仕方を調査する。一流の占い師のタロット占いを受けて、プロのスタイルを経験しておく。
ステップ3:いよいよ他人の占いに挑戦する
ここからは、実際に知人に対してタロット占いをしていきますが、これは無料とはいえ、タロット占い師としての活動のスタートです。
ですから、本気でプロとして活動することを考えているなら、ステップ1と2の目標をクリアしてから進めていきましょう。
独学でタロット占い師になるには、それぐらいのハードルは超えていけるようになりましょう。
家族や友人への無料占い
まずは練習のつもりで、家族へのタロット占いから始めてみます。ただ家族への占いでは、あまり良い評価はもらえません。それだけは予め心得ておきましょう。
でも無料で友人を占ってあげるなら、比較的良いフィードバックをもらえます。逆に辛口な友人への占いは、最初のうちは避けましょう。心が折れます。(*´▽`*;)
ポイントは、深刻な悩みも無さそうで、優しくて気遣いしてくれそうな友人を見つけ、声をかけてモニターになってもらうことです。
最初は自信をつける意味でも、楽しんでタロット占いが出来る相手を、見つけるようにしましょう。
占いが当たっていることも、回数をこなすことで実感できるものです。
自信をつけながら口コミを増やす
少し自信が付いてきたら、フェイスブックやインスタフラム、ツイッター、アメブロなど、あなかたが利用しているSNSでタロットの勉強をしていることをUPします。
時には、練習のためのモニターを募集しているとUPして、あまり関係が深くない人のタロット占いをするのも、良い経験になるでしょう。
ポイントは、女性であれば男性のモニターは避けることや、明らかに悩みが重いと思われる人の依頼は断ることも必要です。このあたりから、必要であれば占いを断ることにも慣れておきましょう。
なお、タロット占い師になるには、すべてのカードの意味を覚えておくことも重要です。ですからいかに独学だと言えども、この段階では解説書を片手にということがないようにしましょう。
大切なことは有料にする自信を養うこと
この練習の段階では、自信が付くまでは、あくまで無料のタロット占いに徹してください。
ただ他の人のタロット占いをしていて、自分の占いが当たるという実感が得られてくると、自然と「そろそろ有料にしたい。」と思い始めるはずです。
そのタイミングが、一番気持ちも乗ていて、経験もある程度積めている時なので、そんな気持ちに至ったら、次のステップへと進みましょう。
将来タロット占い師になるためには、まずはタロット占いをみんなに楽しんでもらう、そんな純粋な気持ちで取り組むことが大切です。
■ステップ3の目標■
無料で人のタロット占いをして、SNSなどで自分の活動を告知する。「そろそろ有料にしたい。」と思えるまで自信をつける。
ステップ4:料金を得てタロット占いをする
さて、独学でタロット占い師になる方法も、いよいよここからが大詰めです。プロのタロット占い師となるために、料金を得てタロット占いをするステップです。
もちろん、この段階では1,2,3のすべてのステップを終えているので、自分のタロット占いを、有料にする心構えもできていることでしょう。
プロとしての最初の料金設定のポイント
そこであらかじめ、最初に設定する料金についてお話ししておきます。
基本的にサービス業の料金設定は「=自己評価」です。安価なサービスは自己評価が低く、高価なサービスは、自己評価も高いし自信の表れでもあります。
そこで振り返って、今のあなたのタロット占いに、いくらの値段を付けられるでしょうか?そう考えるとおのずと価格が決まってくるでしょう。
最初はその価格を定価として、そこから半額のモニターキャンペーン価格を決めます。そして、まずはモニター価格で受けていただき、シッカリと感想(お客様の声)をもらうようにしましょう。
その方が、占う方も最初は安心ですし、お金をいただくことに罪悪感を感じたりすることもありません。そして何よりも、人気のタロット占い師になるには、このお客様の声が重要なのです。
理想のタロット占い師を参考にする
そしたらアメブロなどを利用して、タロット占い師としての窓口を、インターネットに設置しましょう。
これは、自宅サロンでリアルにお会いしてタロット占いをするにも、ネットや電話で占いをするにしても、必ず必要になってくる、あなたのサービスを申し込むための窓口です。
それらを自分で進めようとするときに参考になるのが、あなたがステップ2で決め、そして実際に占いを体験した占い師さんの活動内容です。
Aの「自宅をサロンにしてリアルで活動する方」でも、Bの「ブログやサイトを通じてネットで活動する方」でも、それらの目標とした人の活動をそのままマネていきます。
同時に先のお客様の声も掲載して、あなたが利用しているSNSでも、自分のブログやサイトを紹介していきましょう。
地域のイベントなどに参加してみる
なお、Aの「自宅をサロンにしてリアルで活動する方」なら、自分の存在を知ってもらうための、リアルな営業も必要です。そのためにも「○○マルシェ」など、地域のイベントに積極的に参加しましょう。
その時には、イベントに来て下さるお客様だけではなく、そんなイベントに参加している出展者にも、名刺やパンフレットを作って持って行きます。
またネットでの活動をするなら、「【ココナラ】 」などで占い師として活動するのも1つの方法です。
その時には間違いなく、ステップ2の「一流の占い師のタロット占いを受けて、プロのスタイルを経験しておく。」ことが役に立ち、自信を与えてくれることでしょう。
この段階までくれば、あとは如何に自分が活動して、知名度を上げていくかだけです。
■ステップ4の目標■
自分にタロット占いを申し込める仕組みを作り、知名度を上げるための活動が出来るようになる。
独学でタロット占い師になった時の注意点
ここまでの内容で、あなたが独学でタロット占い師になるにはどうすればいいのか、その方法はお解りいただけたでしょう。
では最後に、タロット占い師になる上で、あらかじめ注意しておくべきことを、2点ほどお話しして終わりましょう。
タロット占いをする上での注意点
これは当然のことですが、あなたが自宅でタロット占い師として活動するにしても、自宅の住所や電話番号は公開しないことです。
これはインターネットの世界では当然ですが、電話は携帯番号などにして、いざとなったら番号をいつでも変えられるようにしておきましょう。
また住所についても、予約のやり取りをしてくださった方にのみ案内して、所在地は「○○市内」などとしておきましょう。
そして男性からの申込は受け付けず、女性限定にすることもおすすめします。もともとタロット占いは、女性のニーズの方が多いので、大変な思いをしないためにもその方が無難です。
依存されないためのポイント
プロのタロット占い師として活動して、顧客が増えてくると、相手から依存されてしまうと感じることも出てくるでしょう。
そんなときには、以下の4つの項目を注意して見直してください。
- 苦手ない人や合わないお客様は断る。
- 占いの時間はオーバーしない。
- 相手の選択を肩代わりしない。
- 相手に同情はせずにクリアな視点で占う。
依存される方は、この4点のどれかに問題が起きています。今一度自分の姿勢を見直してみましょう。
なお、もしすぐにタロット占い師として活動したいなら、こちらの「takara・tarot タロット占い師養成講座」で、養成講座を受講するのもおすすめです。
自由に在宅で占い師として活躍したいなら、そんな活動の仕方もアドバイスいただけますから、後々のことを考えると、講師について学ぶのが、結果を出すための最短コースなのです。