こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらではタロット占いに興味があり、初めてタロットカードを使てみようという人の為に、まずは最初に知っておきたい、カードの種類や基礎知識についてご紹介します。
タロット占いで利用するカードは、本当に多種多様なものがありますが、誰もが最初のタロットカードを選ぶのには、迷ってしまい易いものです。
そこで、初心者ならまずはここから始めると、タロット占いを迷わず楽しめるよという情報を、厳選してお伝えしたいと思います。
今回は大きくこの3点、「タロットカードの歴史、種類、構成」について、基本的なところから順番にお話ししていきましょう。
最後には、初心者でもすぐに出来る、簡単なタロット占いのやり方についても紹介しますので、ぜひお楽しみに。
なお、こちらの情報は、Wikipediaのタロットの情報をもとに、初心者にも解り易く要約して、お伝えしていきます。
超初心者の為の『タロットカード』とは
もしかしたらあなたは、タロットカードについては多少なりともご存知かもしれません。
ですがこの記事では、あくまで初めてタロットカードに触れる方のために、タロットカードの基本的なところから、簡単に説明していきます。
知識のある方は、復習だと思って読み進めてみてください。
Wikipediaにおけるタロットカード
ではまず、Wikipediaにおけるタロットカードの内容を、いつもの通り初心者にも解るように、噛み砕きながら引用します。
タロットカードは、遊戯や占い(タロット占い)などに使用されるカードのこと。
78枚で1組となった物が一般的で、その内訳は1~10までの数札と4枚の人物札で構成される、4種類(剣、硬貨、棒、聖杯)の計56枚の小アルカナと、寓意画が描かれた22枚の大アルカナに分けられる。
- 小アルカナ:56枚(剣、硬貨、棒、聖杯:各14枚)
- 大アルカナ:22枚(魔術師、皇帝、死神、世界など)
日本では、小アルカナは大アルカナに比べ比較的認知度が低く、一般語のタロットは大アルカナのみを指す場合が多い。
Wikipedia引用:タロット
日本における一般的なタロット占い
タロットカードは、日本では基本的に「占い」に使用され、トランプのように遊戯として利用されることは殆どありません。
特に78枚の構成の中の、大アルカナ22枚は、タロットカードと言えばこの図柄だと思われており、タロットカードを利用したことが無い人には、小アルカナを知らない方も多いことでしょう。
タロット占いでも、大アルカナの22枚で占う方が、初心者には扱いやすいと言えます。
ですから、まずは大アルカナ22枚で占いが出来るようになり、タロットカードに慣れることからスタートしましょう。
そうすれば、さほど難しく悩むことも無く、タロット占いを楽しめるようになるでしょう。
初心者のためのタロットカードの歴史
まずは最低限これだけは押さえておきたいといえる、タロットカードの基本的な歴史について見ていきましょう。
ここは初心者向けに簡単にだけご紹介しますので、ご了承くださいね。
タロットカードの起源
タロットの起源は、古代エジプトやユダヤであるとされていますが、学術的な根拠はなくその真意は定かではありません。
古くはジプシーが占いに使用していたカードが、タロットの起源ではないかといわれていますが、それも確証はなく、現在でも諸説が語られている状況です。
そのような中で、1392年(日本は室町時代)に、フランス・ヴァロワ朝の第4代国王シャルル6世が、遊戯用の56枚のカードを購入したという記録があります。
これが記録に残る最古のタロットではないかといわれていますが、そのカードも残っておらず、56枚という枚数からも、どちらかといえばトランプに近い、遊技ようのカードだったかもしれません。
種類や構成も現代のタロットカードとはかなり違っていたようです。
Wikipedia引用:シャルル6世(フランス王)
現存する最古のタロットカード
そんなタロットカードの歴史の中で、現存する最古のカードは、15世紀半ばにミラノ公のフランチェスコ・スフォルツァが、画家に描かせた「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」とされています。
こちらのカードは、現在では博物館や図書館などで、美術品として一部が保管されています。すべてが手書きで作られた15デッキは、多くの点で現在のタロットカードと同じ構成を持っていました。
ですが、15デッキそれぞれが微妙に違っていることや、大アルカナとされるカードに数字が記載されていないなど、まだまだ未成熟なものであったといえるようです。
北イタリアが、タロットカードの本場とされるのは、このヴィスコンティ・スフォルツァ版のタロットカードが残されているなど、それまでの歴史的な経緯によるところがあるのでしょう。
こちらの「ゴールデン・ビスコンティ・スフォルツァ版タロットカードを徹底紹介」では、そんなスフォルツァ版の復刻カードも詳しく紹介しています。
Wikipedia引用:ヴィスコンティ・スフォルツァと「運命の輪」、「太陽」
■15世紀の面影を残す北イタリアLo Scarabeo社の【ヴィスコンティ・スフォルツァ版】
16世紀のゲームに利用されていたタロットカード
15世紀半ばに作られたタロットカードは、当初貴族や富豪の為に、画家が一枚一枚手書きして作製していました。
もともとはカードゲームに利用されていたようで、その当時も占いはされていたのでしょうが、基本はトランプのようなゲーム用のカードでした。
16世紀に入ると、木版画の量産品が出回るようになり、一般の庶民の手にも渡ります。そしてヨーロッパ全土へと広がっていくのです。
タロットカードを、占いに使ったという記録が文献に現れてくるのは、それから200年ほどが経った、18世紀に入ってからのことです。
マルセイユ版タロットの誕生
現在のタロットカードは、大きく「マルセイユ版」と「ウェイト版」の2種類に分かれますが、このマルセイユ版のタロットカードが誕生したのが、17世紀のフランスでした。
この頃には、現在のタロットカードとほぼ同じ絵柄が確立しており、フランスのマルセイユが当時の一大生産地となっていたために、「マルセイユ版タロット」と呼ばれるようになります。
特にその時代が、フランス革命前後で社会的に不安定であったため、タロットカードはカードゲームより、タロット占いに多用されるようになっていきます。
そしてこの頃から、タロットにとても神秘的な解釈を、取り入れていく風潮が高まっていくのです。
■伝統的なマルセイユ版の絵柄のタロットカード【タロット・オブ・マルセイユ】
タロット占い師エッティラによる「逆位置」の解読
そんな1783年のフランスで、人気の占い師として活躍していたエッティラが、タロット占い術を記した書籍、『タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法』を出版します。
そこには初めて、タロットカードの「逆位置」での意味を、いかに解釈するのかが示されるのです。
エッティラは、タロットに占星術の考え方を取り入れたり、小アルカナを四大元素になぞらえて解釈するなど、タロットカードを占いに活用する方法を紹介します。
それにより、現代のタロット占いの基本的なやり方が確立されたのです。
■当時のデザインを受け継いだタロット・オブ・マルセイユ(魔術師のカード 左:正位置、右:逆位置)
タロット史における第二の革命
マルセイユ版のタロットカードが大量生産されることで、ヨーロッパ全土から、アメリカへとタロットカードが広がります。
そして現代のタロットカードに、最も大きな影響を及ぼす、タロット史にける第二の革命が起きるのです。
ライダー・ウェイト版タロットカードの出現
それがアーサー・エドワード・ウェイトの「黄金の夜明け団」の解釈をもとに、パメラ・コールマン・スミスによって作製された「ウェイト版タロット」の誕生です。
アーサー・エドワード・ウェイトは、アメリカ出身でイギリスで育った文筆家として、秘教、魔術に関する多くの文献を執筆しました。
彼が加入していた「黄金の夜明け団」は、カバラを中心とした神智学や東洋哲学、錬金術、エジプト神話、タロット占いなどを好む、フリーメイソン(友愛結社)で、一種の魔法学校の様相を呈していた団体です。
この2人が、その後のタロットカードの歴史へと、大きな影響を与えていきます。
カバラとは、ユダヤ教の伝統に基づいた創造論や終末論、メシア論をともなう神秘主義思想。神智学とは、神秘的直観や、瞑想、啓示などを通じて、神聖な知識の獲得や高度な認識に達しようとする考え方です。
Wikipedia出典:左、アーサー・エドワード・ウェイト、右、パメラ・コールマン・スミス
ライダー・ウェイト版タロットカードによる影響
彼が考案したウェイト版のカードは、そんな神秘主義的な要素を取り入れ、それまではトランプのような数札でしかなかった小アルカナカードの全てに、絵柄を与えるという画期的なものでした。
現在のタロットカードの数札(小アルカナ)に、絵柄が記されているのは、このアイデアに倣ったものが多いようです。
ライダー・ウェイト版タロットは、この他にも様々な影響を、後に生まれるタロットカードに与えることとなります。
パメラの数奇な運命など、詳しくはこちらの「ウェイト版タロットカードの歴史<ライダー版やマルセイユ版との違いも解説>」で、ライダー・ウェイト版のタロットカードについて解説しています。
■パメラ・コールマン・スミスが描いた【ウェイト版タロットカードRWS】
タロット史における第三の革命
現代の多種多様なタロットカードが生まれる切っ掛けを作ったのは、1972年に英国のアルフレッド・ダグラスが出版したタロットでした。
神秘主義の構成をもとに、現代風に作られた色鮮やかなカードが、これより多く発売されることとなります。
神秘主義にとらわれないタロットカード
これまでもタロットカードは、マルセイユ版やウェイト版に限らず、様々な神秘家が独自の物を作りだしていましたが、この1972年にアルフレッド・ダグラス版が出版されると、その流れが加速します。
有名なものでは、こちら「トートタロットカード初心者のための解説書<特徴、意味、歴史>」でも紹介した、アーサー・エドワード・ウェイトと同じ、黄金の夜明け団に所属して「世界で最も邪悪な男」と言われたアレイスター・クロウリーによる「トート・タロット」。
マルセイユ版タロットのカードメーカーとして、唯一現存するカモワン家の後継者、フィリップ・カモワンが作製した「カモワン・タロット」。
特殊なものでは、こちらの「初めてのイーチンタロット占い!カードの意味や種類と占い方を徹底解説」でも紹介した「イーチン・タロット」なども出版され、現代のタロット文化を築いていくこととなるのです。
■左から:トート・タロット、カモワン・タロット、イーチン・タロット
現代ではタロットカードはもっと多様に
そしてさらに、「日本の浮世絵タロット」「ユングのタロット」「不思議の国のアリスのタロット」など、そんな神秘主義にとらわれないタロットカードも数多く発売され。
カードのサイズも一般的な120×66 [mm]ものから、携帯に便利な小型化されたミニサイズ(80×45 [mm])や、大アルカナだけを大きめのサイズにした、グランデカードなども出版されました。
タロットカードはその種類だけでなく、様式さえも変わりだしているのです。
近年では、新しいデザインのカードが次々と生まれては消えており、そんな時代の流れの中でも、伝統的なマルセイユ版や、ライダー・ウェイト版タロットなどは、今でも変わらぬ根強い人気を誇っています。
■左からサイズ別に、ミニサイズ、レギュラーサイズ、グランデサイズ
タロットカードの歴史を知ると占いはもっと面白い
イタリアのヴィスコンティ・スフォルツァ版から始まった、タロットカードの歴史を紐解いてきましたが、いかがでしたか?
タロット占いは、どなたでも簡単に出来る占いですが、その歴史やカードが生まれた背景を知ると、なおさらスピリチュアルに楽しめるようになります。
特に、ウェイト版タロットやトートタロットのような、その時代の神秘主義が色濃く反映されたカードには、作り手たちの特別な思いが込められています。
そんなカードが出来るまでの物語を知っていただければ、なおのことカードへの愛着も沸き、占いの神秘性も高められるでしょう。
基礎知識として知っておくべきタロットカードの構成
タロットカードの歴史でも少し触れましたが、タロットカードはトランプの起源とも言われているもので、1セットの枚数がとても多いカードです。
まずはタロットを知る上で、そのカード構成を、基本となる「マルセイユ版」をもとに、確認していきましょう。
タロットカードの基本的な構成(アルカナとは)
一般的なタロットカードは、「大アルカナ 22枚」と「小アルカナ 56枚」で構成された、78枚のカードセットです。
まずこの「アルカナ」とは、ラテン語のarcanum=アルカーヌムの複数形であり、「机の引き出し」を意味しています。
その言葉の意味から、アルカナとは「隠されたもの」を指しており、転じて「秘密」や「神秘」などと解釈されるようになりました。
タロットを神秘的なものと見るようになった、19世紀頃から使われ始めた言葉で、タロットカードをよりスピリチュアルなものとしています。
大アルカナとは
タロットカードの「大アルカナ」は、誰もが1度は目にしたことあがる、22枚の寓意画が描かれたカードです。
<大アルカナ:22枚>
0愚者、1魔術師、2女教皇、3女帝、4皇帝、5教皇、6恋人、7戦車、8力、9隠者、10運命の輪、11正義、12吊るされた男、13死神、14節制、15悪魔、16塔、17星、18月、19太陽、20審配、21世界
ウェイト版の大アルカナは、8番が「力」、11番が「正義」のカードとなり、マルセイユ版とは入れ替わる構成になっていますが、それ以外は全て同じです。
この8番と11番が入れ変わる構成は、その時代のタロットカードに良く見られる特徴で、アーサー・エドワード・ウェイトが所属していた「黄金の夜明け団」における、カラバや神秘主義などの影響を色濃く受けたようです。
なおこちらの「タロットカード大アルカナ22枚の意味と解釈のポイントを一覧で紹介」では、そんな大アルカナカードの意味について、一覧で詳しく解説しています。
■左:マルセイユ版大アルカナ(アールヌーボー)、右:ウェイト版大アルカナ(RWS)
小アルカナとは
小アルカナカードは、トランプの起源とも言われている56枚のカードです。
「棒(wands)、剣(swords)、聖杯(cups)、金貨(coins,pentacles)」の4つの組に分けられており、1~10までの数札と、4種類の人物札で構成されています。
4種類の人物札は「小姓(page)、騎士(knight)、女王(queen)、王(king)」の4枚となります。14枚×4種類(棒、剣、聖杯、金貨)=56枚です。
<小アルカナ:56枚>
■棒(ワンド)
エース、2、3、4、5、6、7、8、9、10、ペイジ、ナイト、クイーン、キング
■金貨(ペンタクル)
エース、2、3、4、5、6、7、8、9、10、ペイジ、ナイト、クイーン、キング
■剣(ソード)
エース、2、3、4、5、6、7、8、9、10、ペイジ、ナイト、クイーン、キング
■聖杯(カップ)
エース、2、3、4、5、6、7、8、9、10、ペイジ、ナイト、クイーン、キング
多くの小アルカナカードは、ウェイト版同様に絵柄が入っていますが、中には古くからのマルセイユ版らしく、トランプのような数を表す絵柄だけのものもあります。
そんな違いも、マルセイユ版ならではの、個々のカードの特徴といえるでしょう。
小アルカナカードの意味や解釈については、こちらの「タロットカード小アルカナの意味一覧<ワンド、コイン、ソ―ド、カップ>」に詳しく記載しています。
■左:マルセイユ版小アルカナ(アールヌーボー)、右:ウェイト版小アルカナ(RWS)
これは知っておきたいタロットカードの種類
一言でタロットカードと言っても、本当に様々な種類があります。先ほどの歴史の話から、タロットカードの基軸となるのは「マルセイユ版」であることは、お解りいただけたことでしょう。
それではここからは、初心者だからこそ知っておきたい、タロットカードの種類について紹介していきます。
マルセイユ版タロットカード
現在流通している、様々な絵柄のタロットカードは、基本的にはマルセイユ版と、考えていただいて良いでしょう。
マルセイユ版のタロットカードは、本当に特徴的な絵柄の物が多数存在しますが、基本的なカードの構成はどれも同じで、「大アルカナ22枚+小アルカナ56枚」です。
カードそれぞれがとても個性的ですから、自分が気に入った絵柄のカードを選んで、使っていただくのがおすすめです。
絵柄が変わっても、カードそれぞれの意味は変わりませんので、気に入ったものを幾つも使っている方は珍しくありません。
■マルセイユ版タロットカードの一例
(左から、ユニバーサルマルセイユ、ソーサラーズ、ホワイトキャッツ)
ウェイト版タロットカード(ライダー版)
パメラ・コールマン・スミスが描いて、世界中で一躍人気となったウェイト版タロットカードですが、俗にライダー版とも言われることがあります。
これはウェイト版のタロットカードが、1909年にロンドンのライダー社から発売されたことで、ライダー版とも言われているだけで、基本的には同じカードです。
ただこのウェイト版とされるタロットカードも、現在では何種類か発売されているので、当初パメラ・コールマン・スミスが描いものだけではありません。
最近では高級バージョンとして、絵柄の一部が金色にコーティングされた、ゴールデンタイプも発売されるなど、現代でも進化を遂げています。
パメラ・コールマン・スミスが描いた本来のライダー・ウェイト版タロットカードは、下記のRWS(ライダー・ウェイト・スミス)と呼ばれるカードとなります。ユニバーサルタロットは、その図柄を現代風にアレンジしたウェイト版のカードです。
■ウェイト版タロットカードの一例
(左から、パメラ・コールマン・スミスRWS、ユニバーサル、高級版ゴールデンユニバーサル)
世界中で使われているタロットカードの種類
タロットカードは、現在でも多種多様なものが新しく生産されており、時代の移り変わりとともに進化しているともいえます。
こちら「失敗しないタロットカードの種類と選び方!マルセイユ版の絵柄も紹介」では、そんなタロットカードの種類について、初心者にも解り易く解説ました。
特に通販で購入される際には、実物を手に取って確認できるわけではありませんので、初めてカードを購入する方は、なおさら注意してください。
カードの選び方なども詳しく説明していますので、参考にしたいただけたらと思います。
初心者が注意すべきタロットカード選びのポイント
それでは、タロットカードを初めて手にしようとしている初心者が、カードを選ぶ際に注意すべきポイントを簡単にお話しておきます。
カードの品質について
タロットカードは、アメリカやドイツ、イタリアなどで製造されていますが、歴史的なタロットカードの本場は「北イタリア」です。
私もいくつかのカード会社を知っていますが、カードの材質や絵柄、品質的に良い物は、やはり本場イタリア製のカードだと感じます。
アメリカ製などには、一般的なタロットカードよりも、安価に販売されているものもありますが、材質や質感はやはりそれなりです。
プロのタロット占い師の多くは、イタリア製のカードを使われていますし、アメリカ製のカードを購入された方も、最終的にはイタリア製に行きつくことが多いようです。
せっかくスピリチュアルな占いに利用するカードですから、最初からできるだけ良い物を手にした方が、愛着も湧いて大切に出来るでしょう。
タロットカードの説明書について
日本国内で流通しているタロットカードは、殆どが海外製のカードとなるので、基本的に日本語の取扱説明書は付随しません。
イタリア製のカードであれば、ほとんどが英語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ドイツ語の5ヶ国語表示です。
そのため、いざタロットカードを購入していたものの、説明書が読めなくてタロット占いのやり方が解らない。そんなことも多いようです。
ですから、もし初めてタロットカードを購入し、占いをされるのであれば、専門の日本語解説書も一緒に用意された方が良いでしょう。
ちなみに、私も色々な日本語解説書を見ましたが、この「はじめての人のためのらくらくタロット入門」が間違いなく一番初心者向けで解りやすいです。
日本語解説書のケーススタディが役立つ
これからカードを購入して、タロット占いを始めようという方なら、最初は日本語解説書が無いと難しいといえます。
カードの意味はもちろん、正位置、逆位置の違い、カードの切り方(シャッフル)、目的別の占い方(スプレッド=並べ方)など、いざ占いを始めようと思えば、知りたいことは多岐にわたります。
それに日本語解説書の一番のポイントは、恋愛や仕事、人間関係など、占いごとのケーススタディが紹介されていることです。
初心者が一番迷うのは、カードの意味をいかに解釈するかですから、やはり専門書があった方が、占いで迷ってしまうことは無いでしょう。
タロットカードを扱っている専門店は少なく、多くの方が通販などで購入されると思います。そんな時にご注意いただきたい点をこちらの「初心者がタロットカードを通販で購入する際のおすすめと3つの注意点」にまとめました。よろしければ参考にしてみてください。
初心者のタロットカード占いのやり方
さて、ここまでタロットカードの生い立ちから、その種類に渡るまで詳しく解説してきました。
この内容を知っていれば、ちょっとした占い師さんより、タロットカードについては詳しいといえます。
簡単に出来るタロット占いの始め方
これだけタロットカードについて理解できていれば、後は実際にカードを手に取って占いを始めてみるだけです。
こちらの「タロットカード占い初心者のための基本的なやり方【シャッフルなど入門編】」では、そんな初心者のための、簡単なタロット占いのやり方も解説しています。
カードのシャッフルの仕方や、スプレッドといわれる並べ方など、入門編として簡単に出来る占い方ですから、まずは気軽に始めてみましょう。
数回、占いをしてみれば、タロット占いも意外と難しくないことを、理解していただけるでしょう。
タロット占いの実例を学ぶワンオラクル
さらにこちらの「タロット占いワンオラクルの簡単なやり方<仕事や恋愛の占い実例>」では、1枚でシンプルに占う、ワンオラクルの占い方も掲載しています。
「今日の運勢」「仕事の悩み」「恋愛占い」など、定番ともいえるタロット占いの実例も紹介していますので、カードの意味をいかに解釈するのか、参考にしてください。
タロットカード占いは、やり方はいたってシンプルで、難しくは無いのですが、誰もが迷いやすいのがカードの解釈です。
その点は解説書などをもとに、より多くの実例を参考に学んでいけば、自然と自分の直感を信頼できるようになるでしょう。
間違いの無いようにセットも作りました
最後に初心者の方で、やはり最初は定番のタロットカードで、基本からシッカリ学びたいと望まれるなら、こちらの「初心者に人気のタロットカードマスターセットを詳しく解説」をご覧ください。
こちらは、すべてを初心者向けに揃えたタロットカードセットです。このセット1つで、タロット占いに必要なものはすべてが揃います。
それにこのセットは、プロのタロット占い師さんも利用する、確かなものだけでを揃えているので、品質も間違いありません
詳しくはページに記載していますが、これならタロットカード選びで失敗することもなく、安心してタロット占いを始められます。