こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらの記事では、ウェイト版のタロットカードの小アルカナ「ソード（剣）のクイーン」について、詳しく解説していきます。
正位置や逆位置の意味はもちろん、仕事や恋愛相談で占ったときの解釈についても、紹介していきましょう。
なお、この記事はRWSタロットカードの絵柄をもとに、日本語解説書の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にして解説していきます。
ソードのクイーン絵柄の意味
小アルカナのソードのクイーンのカードは、石造りの安定感のある椅子に座った女王が、左手を差し伸べて、訪問者を向かい入れています。
その右手には、突き立てられた剣が握られており、彼女の鋭い判断力と知性を、物語っているかのようです。
■正位置：クール、解決力、知性
■逆位置：孤立、残酷、批判的
※画像参照：RWSタロットカード
ソードのクイーンのカードは、その冷静で公平な判断力で、問題の真意を見抜くような、鋭い解決能力があることを意味します。
そのため正位置では、知性に溢れたクールな判断で問題を解決することを意味し 、逆位置では、その鋭さが際立ち、残酷で批判的な態度に表れると解釈します。
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正位置と逆位置の意味
こちらではソードのクイーンの、全般的な正位置と逆位置の意味を、詳しく紹介していきます。
正位置の意味
キーワード：クール、解決力、知性、英断、情を断つ
ソードのクイーンは、左手で優しく相談者を迎えつつも、その右手の剣は、すぐに振り下ろせるように構えられていることから、知性に基づいた即決力があることを意味します。
彼女が身に纏う、水色のドレスは、どんな感情にも流されない冷静さを表しており、一切の迷いなくすべてを裁いてく、強い意思があると解釈できます。
また、腰かけている石造りの厳かな台座は、物事に動じない芯の強さと、揺るぎない価値観があることを物語っており、一度下された彼女の判断が、覆ることはないでしょう。
その意味では、融通の利かない一辺倒な心理状態を、表すカードともいえます。
実務的には、とても有能で頼りがいのある女王ですが、その鋭さから人間関係においては、敬遠されがちかもしれません。
逆位置の意味
キーワード：孤立、残酷、批判的、急所を突く、無慈悲
逆位置でのソードのクイーンは、その冷静さと鋭さが裏目に出て、周囲からの批判を買い、孤立していることを意味します。
知性的な判断も、人間関係においては無慈悲な態度ととられがちで、その言動や行動が、多くの人から敬遠されてしまうと解釈できるでしょう。
また、突き立てた剣が下を向くことから、相手の急所をつくことや、とどめを刺すこととなり、人間関係で、致命的な傷を負わせることとにも成り兼ねません。
融通の利かない実直さや強情さが、自分の考えを無理やり押し通したり、相手に強いるようにもなってしまいます。
このソードのクイーンが逆位置で開かれたなら、自らの正しさに目を奪われて、相手への思いやりを失っていないか、今一度見直してみましょう。
仕事のタロット占いでの解釈
タロット占いで仕事について占った際の、ソードのクイーンの正位置と逆位置の解釈について解説します。
仕事を占った際の正位置の意味
キーワード：決断の時、真意が正される、裁量権の拡大、知性ある選択
仕事に関する占いで、ソードのクイーンのカードが正位置で開かれると、決断を促され、理性的な選択が望まれていることを意味します。
このカードは、冷静で論理的な判断が求められるものですから、仕事においても情に流されることの無い、公平な活動が促されていると解釈してください。
そのため、職探しや転職についても、感情や自分の弱さに流されると、厳しい判断が下されるので注意が必要です。
仕事や事業の運営についても、計画を立てて、それを推し進める強さが問われるでしょう。なお、心にやましい気持ちがあると、即座に剣が振り下ろされます。
仕事を占った際の逆位置の意味
キーワード：プロジェクトの中止、周囲との衝突、無慈悲な仕打ち、致命的な失敗、
仕事をテーマにした占いで、ソードのクイーンが逆位置で開かれると、仕事で問題が起きて、大きな痛手を味わう可能性があることを意味します。
このカードがプロジェクトの先行きで開かれると、頑なに進めてきた物事が、相手先や同僚との衝突で崩れ去り、中断されると解釈できます。
それはあなた自身が、周りを顧みないで、仕事を進めてきた結果ですから、その姿勢を見直すべき時に、来ていると言えるでしょう。
キーワードは、知性的で公平な判断ですから、情や縁故に流されるのではなく、正当な評価が求められるのです。
恋愛のタロット占いでの解釈
タロット占いで恋愛について占った際の、ソードのクイーンの正位置と逆位置の解釈について解説します。
恋愛占いでの正位置の意味
キーワード：理性的な決断、節度ある付き合い、誠実な恋愛、良縁の紹介
恋愛をテーマに占った際に、ソードのクイーンが正位置で開かれたなら、節度ある男女関係や、誠実な恋愛が求められていることを意味します。
ソードのクイーンは、元々情に流されず、知性的な側面が際立つカードなので、恋愛においても、情に流されない対応が求められていると解釈できます。
そのため、不倫や浮気などをしていれば、逆に厳しく正されるような、憂き目にあうかもしれません。
このカードは、あなたに良縁を運ぶ相手を表す可能性もあるので、お見合いや人づての紹介などがあれば、誠実で思いやりをもってのぞみましょう。
恋愛占いでの逆位置の意味
キーワード：利己的な関係、喧嘩別れ、失恋による痛手、不倫関係の終焉
恋愛をテーマに占ったときに、このソードのクイーンのカードが、逆位置に開かれると、想いが叶わず、恋愛で精神的な痛みを味わうことを意味します。
恋愛や異性関係において、不倫のように利己的な目的の関係であれば、何らかの精神的な痛手を負う可能性が、あるといえるでしょう。
このソードのクイーンの逆位置は、知性や正しさによって、傷を負うと解釈できるので、周りからの避難や批判にさらされて、辛い思いをしかねないと解釈できます。
今は恋愛において、自分の価値観を見直す時だと考え、誠実で優しさを大切にして、異性と向き合うように心掛けて下さい。
ソードのクイーンのまとめ
タロットカードの小アルカナ「ソードのクイーン」は、知性的な判断力で、決断をすべき時が到来することを、意味するカードです。
カードの意味を解釈する際のポイント
ソードのクイーンのカードは、私情に流されず、公平で誠実な対応を求められることを意味するカードで、そんな決断の時が訪れるとも解釈できます。
特に正位置で開かれた時には、冷静に現状を把握して対応すれば、それが将来を良い方向へと導くので、分岐点に差し掛かっているとも受け取れるでしょう。
今一度、自分の誠実さを見定めるときなので、仕事にしても恋愛にしても真摯に向き合う必要があります。
逆に、このソードのクイーンのカードが逆位置で開かれると、女王の持つ剣が降り遅され、痛手を負うと解釈して下さい。
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特にタロットの歴史を知ることは、正位置や逆位置の解釈が生まれた経緯を知ることもでき、占いへの神秘性を高めてくれるので、さらにタロット占いが楽しくなるでしょう。
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