こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
ここのところ、何度かタロットカードについて、こちらの「【重要】タロットカード初心者に知って欲しい<種類、構成、歴史>」で選び方や歴史、種類などを詳しく紹介してきました。
今日は本格的にタロットカード占いを始めるための、基本的なやり方をご紹介します。
もちろん、あくまでタロット占い初心者の方にも解り易く、入門編としてお話ししてきますので、まだタロット占い未体験の方はもちろん、何度か占いをした方も、確認する意味でご覧いただければ幸いです。
今回はあまり幅広く取り扱わず、基本となる項目を大切に紹介していきます。どうぞご了承ください。
タロット占いを始める前の準備
まずは占いを始める前の事前準備です。
当然のことですが、タロットカードが無くては占えませんから、まずはカードを手元に用意しましょう。
タロットカードを準備しましょう
今回こちらの記事ではタロットカードの基本ともいえる、パメラ・コールマン・スミスが描いた「ウェイト版」のタロットカードを使用して、解説を進めていきます。
手元にあるカードが、ウェイト版のタロットカードであれば、図柄も殆ど同じですから、そのまま違和感なく進められるでしょう。でももし手元のカードがマルセイユ版のカードなら、かなり図柄が変わるかもしれません。
ただどちらのカードであっても、基本的なタロット占いのやり方は同じですから、まずは心配せずに一通りご覧いただければと思います。
そしてここまで読み進んで、「ウェイト版?マルセイユ版?」と疑問に感じた方は、こちらの「失敗しないタロットカードの種類と選び方!マルセイユ版の絵柄も紹介」の記事に先に目を通しておきましょう。
世界中で使われているタロットカードは、このウェイト版とマルセイユ版のどちらかが殆どですが、そんなタロットカードの種類もこちらを見れば解るでしょう。
■パメラ・コールマン・スミス、ウェイト版タロットカードRWS
使用するタロットカードは(大アルカナ22枚)
タロットカードは、78枚のカードで1デッキが構成されていますが、一般的に占いでよく利用されるのは、大アルカナと呼ばれるそのうちの22枚です。
今回はこちらの大アルカナ22枚を利用した、基本的なタロットカード占いのやり方を解説しますので、まずはカードの中から22枚の大アルカナを取り分けてください。
<大アルカナ:22枚>
0愚者、Ⅰ魔術師、Ⅱ女教皇、Ⅲ女帝、Ⅳ皇帝、Ⅴ教皇、Ⅵ恋人、Ⅶ戦車、Ⅷ力、Ⅸ隠者、Ⅹ運命の輪、Ⅺ11正義、Ⅻ12吊るされた男、ⅩⅢ死神、ⅩⅣ節制、ⅩⅤ悪魔、ⅩⅥ塔、ⅩⅦ星、ⅩⅧ月、ⅩⅨ太陽、ⅩⅩ審配、ⅩⅪ世界
ここで注意が必要なのが、マルセイユ版の大アルカナは、8番が「正義」、11番が「力」のカードとなり、入れ替わる構成になっていることです。
大アルカナは、こちらの「タロットカード大アルカナ22枚の意味と解釈のポイントを一覧で紹介」で、ウェイト版とマルセイユ版の図柄を紹介していますので、解らない方はそちらを確認しましょう。
小アルカナカード56枚も利用したい方は、こちらの「タロットカード小アルカナの意味一覧<ワンド、コイン、ソ―ド、カップ>」を参考に使ってみてください。占い方は同じで、カードを加えるだけでさらに、タロット占いを楽しむことが出来ます。中上級者向けです。
※代表的なウェイト版の大アルカナカード(愚者、皇帝、太陽、世界)
タロットカードで占いを行う前には必ず浄化
それではタロット占いを始めましょう!っと言いたいところですが、せっかくタロット占いという、スピリチュアルなワークをするのですから、その前に心がけることが在ります。
それはタロットカードの浄化と、占いをする場所の浄化です。カードの浄化については、詳しくはまた別の機会に書きたいと思います。今回はあくまで初心者向けのタロット占い講座なので、まず新品のタロットカードを使うのなら、さほどカードの浄化は気にしなくて良いでしょう。
また自分専用のカードも、今回はそのままでOKです。ただ他人の所有物のカードで占うことだけは止めておきましょう。
そして部屋の浄化は、簡単に言えば整理整頓などの掃除と空気の入れ替えです。詳しくはこちら「部屋の浄化でヒーリングサロンの運気を上げるスピリチュアルな方法」でも部屋の浄化方法を解説していますので、気になる方は参考までにご覧ください。
タロット占いは、直感をもとに行なうワークですから、初心者といえどもここは大事にしたいところです。
※カードやお部屋の浄化によく使われるホワイトセージ
タロットカード占いのスプレッド
では、準備もOKですね。
タロットカードで占いをする時には、広い机の上に専用のタロットクロスなどを広げて行えば、カードも傷つきませんし滑らかなカードワークが可能です。
ただ今回はあくまで、初心者向けのタロット占のやり方なので、リビングのテーブルや、お部屋の絨毯の上でも良いでしょう。
もしタロットクロスの利用をお考えなら、こちらの「タロットクロスのおすすめTOP10と通販で購入した際の使い方」も参考にしてください。
タロット占いのスプレッドとは
タロット占いには、いくつかのカードの並べ方があり、それをスプレッドといいます。
簡単な質問に対する答えを占うための、シンプルなスプレッドから、より詳しく占っていく複雑なスプレッドなど、やり方は色々あります。
今回はまず、初心者の方にタロット占いの基本を、学んでいただきたいと思いますので、3種類のスプレッドについて紹介しましょう。
どれも、難しいカードの解釈はさほど必要ありませんから、気軽に実践してください。
世界中で利用されるスプレッドの種類
参考までに世界中で利用される、スプレッドの種類を紹介します。
特に「ケルト十字法」や、「ヘキサグラム法」はとても有名で、多くのプロのタロット占い師の方が、こちらのスプレッドを利用しています。
詳しくは、タロット占いの解説書などにも説明がありますので、さらに占いを深めたいときにそちらをご覧ください。
タロット占いの代表的なスプレッドの種類
フォーチュン・オラクル法:V字型に7枚、その中央に3枚。
セブン・テーリング法:7枚の予言。対人関係に向く。
ケルト十字法:悪魔の10カード、大十字架占いともいう。
ホロスコープ法:黄道十二宮のように12のジャンルに分けカードを配列。
ヘキサグラム法:六芒星(ヘキサグラム)のようにカードを配列。
変形ヘキサグラム法:ヘキサグラム法を12枚に増やし、過去からの流れを明確にした展開法。
大三角の秘宝法:3枚のカードを3角に配置、キーカードも1枚配置。
二者択一展開法:V字型に5枚配置。
ファランクス法:16枚のカードを4×4で配置。(小アルカナの人物カードのみを使用)
大ピラミッド法:最下段12枚、上に行くに従い11、10…最後は1枚と配置。
グレゴリウス法:10枚を3段、さらにその右横に1枚ずつ、さらにその右横に1枚ずつ配置。
陰陽法:2枚のカードを縦に配置。Wikipedia引用:タロット占い、スプレッドの種類
本当に驚くほど色々なタロット占いのやり方があります。
シャッフルの基本的なやり方
初心者の方に一番最初に覚えて欲しいのは、タロット占いで最も重要な工程といえる、カードのシャッフルのやり方です。
占いの結果は、このシャッフルによって決まりますから、お手持ちのカードを使いながら、シッカリと覚えていきましょう。
シャッフルは、一度覚えてしまえばずっと同じですし、難しいものでもありませんから、何度も繰り返し練習して身につけてください。
カードのシャッフルについて
タロットカードをシャッフルする方法は、22枚の大アルカナだけで占うやり方と、78枚の全てのタロットカードで占う方法のどちらでも同じです。
タロットカードは「正位置」と「逆位置」で、カードの解釈も変わってきますから、トランプのようなカットやリフルシャフルではカードの上下が変わりません。
そのためタロット占いでは、カードの山を目の前に裏向きにおいて、両手でそれを崩し、時計回りに回すように、カード全体を混ぜます。そしてまた一つの山に整えたら、カードを裏にして目の前に置きましょう。
次に1度3つの山にカードを分けて、それを違う順番でもとの1つの山に戻します。これを「カットする」と言いますが、ここまで行って占うためのシャッフルが完了です。
※注意、トランプのようにカットするだけでは上下が変わらない。
シャッフルの写真付き手順
それでは写真付きで、具体的なタロットカードのシャッフルのやり方を、確認していきましょう。
1、タロットカードを1つにまとめて裏にして置きます。
2、カードの山を両手で崩しつつ、時計回りに混ぜ合わせながら、占うことを意識します。
3、カードを1つにまとめて、左が上に来るように整えます。
4、1つになったカードの山を3分割して、カットします。
5、カットした順番とは別な手順で1つに戻してシャッフルが完了です。
22枚の大アルカナだけで占うのであれば、これでも十分混ざりますが、78枚全てを使うとなると、この方法だけでは十分にシャッフルできません。ですからその時には、事前に何度かトランプ同様にカットしてから、シャッフルすると良いでしょう。また最後の3分割するカットは、省略することも可能です。
カードのシャッフルを動画解説
タロット占いをする際のカードのシャッフルについて、やり方を動画で解説します。
シャッフルの仕方は、全てのタロット占いに共通する物ですから、何度か繰り返して覚えてしまいましょう。
簡単なタロットカード占いのやり方
それではシンプルなワンオラクル、そして2枚のカードで占うツーオラクルと、ツーマインドというスプレッドでの占いのやり方について、見ていきましょう。
今回はあくまで初心者向けのタロット占い入門編として、この3種類の占い方を紹介しますが、これはすべてのスプレッドの基本となるものですから、ぜひ覚えておきましょう。
タロット占いの基本ともいえるワンオラクル
ワンオラクルはシンプルでいて、色々な悩みや相談に対応できる、タロット占いの基本ともいえる占い方です。
1枚のカードを直感的に引くことで、問題の全体像を読み取って、ズバリと占ていきます。こんな風にお話しすると、難しそうですが大丈夫です。
こちらの「タロット占いワンオラクルの簡単なやり方<仕事や恋愛の占い実例>」に、詳しくその占い方を解説していますから、まずはそちらを実践してみましょう。
このワンオラクルで占えるようになれば、他のスプレッドもさほど難しくありませんから、何度か実践してコツを掴んでいきましょう。
※ワンオラクルはシンプルに1枚を引いて占います。
問題を解決するためのツーオラクル
次はツーオラクルという、2枚のタロットカードを使ったスプレッドで占ってみましょう。こちらは2枚のタロットカードにより、質問の「結果」と「対策」を占うやり方です。
タロットカードは比較的マイナスの印象が強いカードもありますが、このツーオラクルなら、そんなカードが出ても安心です。1枚は「対策」のカードなので、出た結果に対してポジティブに向き合うことが出来ます。
では、シャッフルしたカードの上から7枚目を、目の前の右側に置きます。これが「結果のカード」です。
次にさらに残ったカードのさらに7枚目を、左手に置きます。これが「対策のカード」です。
タロットカード占いでは、カードの向きによって「正位置」と「逆位置」があり、それぞれ意味合いが変わります。ですから、カードを開くときにはカードの上下が変わらないように、横から裏返すように開くことを心がけましょう。
※結果=右、運命のカードの正位置/対策=左、愚者のカードの逆位置
ツーオラクルで占ったカードの意味を解釈する
ではタロットカードで占った結果を解釈してみましょう。
例えば今回のツーオラクルの占いが、恋愛に関しての占いなら、結果のカードが「運命の輪」の正位置なので、近い将来的に好転しても、それが長続きしないことを意味します。
「運命の輪」は一時的な好転を表しますが、それと共に現実が移り変わることも暗示するからです。
そして、対策のカードとして「愚者」が逆位置で出ているので、私なりには、地に足が着いていないようなので、計画性を持って感情に流されないようにと解釈します。
タロット占いでは、その時々の自分の直感を信じて、まずは思った解釈を口にしてみましょう。
相手の心をチェックするツーマインド
次に、恋愛や人間関係などでよく利用されるツーマインドです。2枚のタロットカードを縦に並べて、気になる相手の心理状態を読み取る占いです。
やり方は先ほどのツーオラクルと同じで、カードの意味と並べ方が違うだけです。さほど難しくないのでやってみましょう。
先ほどシャッフルしたカードの上から7枚目を、上に置きます。これが「表面意識のカード」です。
さらに残ったカードの7枚目を、下に置きます。これが「潜在意識のカード」です。
※表面意識=上、節制のカードの正位置/潜在意識=下、吊るされた男のカードの逆位置
ツーマインドで占ったカードの意味を解釈する
例えば今回のツーマインドが、職場で片思いの相手との関係を占ったなら、表面意識のカードは「節制のカード」なので、順調にコミュニケーションが取れています。
節制のカードは順調に流れる、思い通りの現状を意味しますから、表面上はとても良い傾向だと解ります。
ですが、潜在意識のカードは「吊るされた男の逆位置」なので、努力が報われない状態、潜在的にはなかなか深い関係性が築けないことを、暗示しているかのようです。
大アルカナカードの意味や解釈は、こちらの「タロットカード大アルカナ22枚の意味と解釈のポイントを一覧で紹介」にも詳しく書いていますので、よろしければ参考にしてください。
ツーオラクルによる仕事の占い方
タロット占いで非常に多い相談は、恋愛相談と仕事に関する相談です。ここからは、実際にツーオラクルというやり方で、いくつかの占い事例を紹介しましょう。
ツーオラクルは、特に仕事上の問題などを手軽に占えますので、初心者の方にも利用頻度が高く、解り易い占いだといえます。
3パターンぐらい紹介していきますから、ここでは占った結果のカードを、どのように解釈すればいいのかも参考にしてみてください。
転職や独立についての占い
※左が対策(魔術師のカード、正位置)、右が結果(世界のカード、正位置)となりま。
まずは良くある仕事上の占いで、転職や独立についての相談から見ていきましょう。対策のカードは「魔術師のカード」、結果のカードは「世界のカード」です。
結果として世界のカードが正位置で開かれているので、転職はとても良い理想的な結果が得られると受け取れます。
世界のカードは、最も理想とする完成された世界を意味するのです。
そして対策のカードとして、魔術師のカードが正位置で出ていますから、今までの仕事に捕らわれず、初心に返りゼロからスタートするつもりで取り組むと、良い結果を引き寄せるといえそうです。
上司との人間関係についての占い
※左が対策(太陽のカード、正位置)、右が結果(女帝のカード、逆位置)となります。
はい。これもタロット占いでは本当に良く聞かれる相談です。上司との人間関係が、今後改善されるかという問題です。
まず結果のカードとして、女帝のカードが逆位置で開かれています。これは際限のない欲望や贅沢を表すので、仕事での上司からの要求には切りが無く、いつまでたっても終わりがないことを表します。
そして対策のカードは、太陽のカードの正位置が引かれました。
太陽のカードは捕らわれの無い明るい様子を表すので、上司の言葉に捕らわれずに、いっそのこと開き直って無理だと告げることで、明るい展望が見えてきそうです。
誰もが悩む深刻な相談でも、占いのやり方は簡単ですから、何事も気軽に占ってみましょう。
事業の将来についての占い
※左が対策(恋人のカード、正位置)、右が結果(皇帝のカード、正位置)となります。
では会社や事業の今後について見ていきましょう。
結果の皇帝のカードが正位置で出ています。これは社会的な成功を意味するので、会社の将来的な方向性は良い結果が得られそうです。
特に強いリーダーシップが、良い結果を引き寄せるカギとなるので、積極的に行くと良いでしょう。
そして対策のカードとして、恋人のカードが正位置で開かれています。
恋人のカードは、人のウキウキするような感情を表すので、厳しさだけではなく、社員みんなで楽しめるような機会を持つことも大切そうです。
ツーマインドによる恋愛の占い方
ではさらに、タロット占いの定番ともいえる恋愛相談を見ていきましょう。こちらではツーマインドを使った、恋愛占いの事例をいくつか紹介いしていきます。
ツーマインドは、相手の本当の気持ちを知るためのスプレッドで、初心者でもやり方は簡単ですから、気軽にチェレンジしてみましょう。
恋愛相談で受ける、3つの代表的なパターンについて、カードの解釈の仕方も紹介しますので、参考にしてください。
片思いの相手の気持ちを占う
※こちらが表明意識(女教皇のカード、逆位置)
※こちらが潜在意識(女帝のカード、正位置)
片思いの相手の気持ちは、誰しも知りたくなるものです。今回の占いでは表面意識のカードとして、女教皇のカードが逆位置で開かれました。
女教皇のカードは、精神的な安らぎや安心をもたらすものですが、逆位置にでると冷静で批判的な態度が、表面に出ていることを表します。
そして潜在意識としては、女帝の正位置のカードなので、物質的にも精神的にも満足している様子がうかがえます。
結論として、表面的には冷たく感じる態度も、心の中では好印象をもってもらえていると受け取って良いでしょう。特に女帝のカードは女性としての幸せを表すので、少し積極的にアプローチしても良いかもしれません。
恋人が浮気していないか占う
※こちらが表明意識(隠者のカード、正位置)
※こちらが潜在意識(塔のカード、正位置)
そして多分これが、タロット占いの恋愛相談で最も良く聞かれる質問です。誰もが恋愛をしていれば気掛かりになる、恋人が浮気をしていないか、相手の気持ちを占ってみましょう。
表面意識としては、隠者のカードが正位置で出ているので、自分の気持ちを見つめつつ、落ち着いた気持ちで冷静に対処していることが伺えます。
ですが、あなたに対する潜在意識の思いは、塔のカードの正位置です。塔のカードは現状の崩壊を意味するので、彼の心はすでにあなたの元を離れている可能性が高いでしょう。
この塔のカードの崩壊は、あなたの力では阻止できないものですから、まずは冷静に対処することを心明けた方が良いでしょう。
ツーマインドはやり方はとても簡単ですが、こんな風に深く相手の気持ちを調べることもできます。
恋人が結婚をOKしくれるか占う
※こちらが表明意識(世界のカード、正位置)
※こちらが潜在意識(月のカード、正位置)
何年も付き合っていても、なかなか結婚へと至らない恋愛、そんな時に、現状の相手の気持ちを占ってみましょう。
表面意識は世界のカードの正位置なので、満足して幸せな気分が前面に出ていることが伺えます。
ですがその反面、潜在意識は月のカードの正位置です。月のカードは先が見通せないような不安を意味するので、将来的な漠然とした不安があるようです。
ですから、そんな潜在意識の気持ちを聞き出して、安心できるようにしてあげれば、幸せな結婚がイメージできるようになるでしょう。
初心者の為のタロット占いの注意点
いかがでしたか?今回はあくまで初心者向けに、簡単にタロットカード占いが出来るように、人気がある3つのスプレッドでのやり方を紹介しました。
特にシャッフルについては、どの占い方にも共通することなので、成れるまで何度か繰り返して覚えましょう。
まずは自分をタロットカードで占うことから
タロット占いで難しいのは、示されたカードをどのように解釈するかです。
色々と複雑なスプレッドがもあり、上級編ともなれば7枚のカードを引いて、過去、未来、周囲の環境、結果など総合的に占っていくやり方もあります。
ですがどんなに複雑な占い方でも、重要になるのはカードの意味をいかに解釈するかです。ですからまずは、ワンオラクルやこちらのツーオラクル、ツーマインドで、自分のことを占って、カードを読み取ってみましょう。
自分のことであれば、複雑な現状も手に取るように解っているので、比較的カードの解釈には悩まずに理解できたりするものです。初心者はまずタロットカード占いに慣れることからです。
他人を占う上での注意点
自分を占うことで、タロットカードに慣れて自信が付いてきたら、お友達なども占ってあげましょう。
ただここでちょっと注意が必要なのが、あなたはあくまでお金をいただいて、占いを行うプロのタロット占い師ではないので、気分の乗らない時には、占いをしないことです。
例えば比較的多いのは、親切で占ってあげたものの、その占った結果が当たると、口伝で色々な方に占ってほしいと言われことがあります。
そんな時こそ注意が必要で、時にはあなたの占い結果に、一喜一憂する人も出てくるでしょう。そんな時には、意図的にタロット占いから距離をおくことも大切な心構えです。
タロット占いは気持ちを入れずにクリアに占う
タロット占いのやり方を解説したサイトや書籍には、「自分のエネルギーを入れる」とか「念を入れて占う」と紹介しているところもあります。
ですがこれはあくまで私の個人的な意見ですが、タロットカード占いでは「どんな問題を占うのか」を意思決定したら、まっさらな心持でカードと向き合う方が良いでしょう。
もともとタロット占いで受け取る、インスピレーションは、私たちの感情や意思とは別なところから、受け取るものです。
ですから、余計な気持ちを込めて占いをするよりも、子供のようなまっさらな気持ちで占った方が、きっと良いアドバイスを受け取れると思います。
そんな風にタロットカードと向き合い、スピリチュアルな時間を楽しんでください。
この記事は、こちらの「はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考に、内容をまとめました。こちらの本には7枚で本格的に占うヘキサグラムというスプレッドや、様々な占いの事例なども紹介されており、カードの解釈を深める参考になります。
初心者が失敗しないように
あと最後に、これからタロットカードを用意して占いを始めようという方は、くれぐれもカードの種類や用意する解説書などには注意してください。
気になったカードを手にしたものの、カードの種類が良く解らないとか、解説書は用意したものの、難しすぎて解らないでは困りますよね。
タロット占いに使うタロットカードや解説書、浄化用のホワイトセージなどについては、初心者向けにこちらの「初心者に人気のタロットカードマスターセットを詳しく解説」で詳しく解説しています。
初めての方は目を通して置けば、カード選びで失敗することはありませんから、なおチェックしてみてください。
そちらで紹介している解説書には、様々なスプレッドのやり方や、占った際の解釈なども紹介されているので、初心者ならなおさら役立つでしょう。