こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
「どうすればタロット占いの勉強が出来るのか」と考えて、動画を見たり、講座や教室などを探していませんか?
タロット占いは難しいものではなく、初めての方でもさほど勉強せずに始められる、手軽なカード占いです。
今回の記事では、タロット占いをマスターするための3ステップの勉強方法を、紹介していきましょう。
もちろん、まだタロットカードを持っていないという、タロット占い初めての方でも大丈夫な入門編ですので、軽な気持ちでご覧になってください。
この3ステップを終えるころには、あなたもタロット占いが出来るようになっています。
タロット占いの勉強で準備するもの
まずは、タロット占いの勉強をする上で必要な、準備物から見て行きましょう。
準備するタロットカード
今回利用するのは、世界中で最も人気がある、ウェイト版のタロットカードとその解説本です。
このカードは、日本で一番メジャーなタロットカードデッキだといえますし、タロット占いを勉強する上では、決して外せないカードだともいえます。
おすすめはイタリアのロ・スカラベオ社の「RWSタロットカード」か、ドイツのAGM社の「A.E.Waite プレミアム」です。
どちらも、パメラ・コールマン・スミスが描いた、純粋なウェイト版の絵柄を踏襲するものなので、間違いありません。
準備する初心者向けの解説本
さらに、必要な解説本は2冊です。これがタロット占いを勉強する上での教科書となります。
1冊は「はじめての人のためのらくらくタロット入門」で、こちらは基本的なタロット占いのやり方から、大アルカナカードの意味までを網羅しています。
もう1冊は「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」で、こちらはさらに高度なスプレッド(カードの並べ方)や、小アルカナカードの意味が記載されています。
タロット占いを学ぶための3ステップでは、この解説本を利用しながら学習を進めて行きます。
タロット関連品の勉強について
タロット占いの勉強を始めるにあたって、最低限必要とされるのは、タロットカードデッキと解説本です。
こちらの「タロットカード入門セット」では、初心者向けのセットとしても準備されていますので、低コストで始めたい方は、まずそちらを用意してください。
また、折角なのでシッカリとすべてを揃えたいという方は、こちらの「タロットカードマスターセット」がおすすめです。
なお、タロットカードの選び方や、関連品については、こちらの「初心者に人気のタロットカードマスターセットを詳しく解説」で詳しく解説しています。
ですから、そんなタロット関連品ついても購入を検討している方は、一度目を通しておくと良いでしょう。
タロットカードの歴史を学ぶ
タロット占いのやり方を勉強する前に、タロットカードの誕生の歴史について学んでおくと、なおさらタロット占いが楽しくなるものです。
タロットは神秘主義の流れをくむ、スピリチュアルな占いですから、その点も少しだけ紹介しておきましょう。
タロット占いの歴史
現存する最古のタロットカードは、15世紀に北イタリアで作られたデッキです。
当初はトランプのような、カードゲーム用の物として利用されていましたが、社会が不安定になるとともに、次第に占いなどの神秘的な用途に使われるようになって行きます。
そんな歴史的背景は、こちらの「タロットカード初心者に知って欲しい<種類、構成、歴史>」でも解説していますので、詳しくはそちらをご覧ください。
タロットカードの構成や種類など、タロット占の基礎知識を勉強するのには、打って付けの入門編ともいえる内容ですから、1度は目を通しておきましょう。
ウェイト版タロットの誕生
そして今回利用する、ウェイト版タロットカードについても、少なからず勉強しておきたいものです。
ウェイト版の絵柄は、誰もがタロットといえば思い浮かべるほど有名なものですが、このカードが必ずしもタロットカードの元祖ではありません。
このカードは、初めてスピリチュアルな神秘主義思想を取り入れたカードですから、そんな経緯も心得ておきましょう。
詳しくはこちらの「ウェイト版タロットカードの歴史<ライダー版やマルセイユ版との違いも解説>」で、運命に翻弄されたドラマチックな誕生秘話を紹介しています。
1ステップ:大アルカナで自分を占う
ではいよいよ、タロット占いのやり方について、具体的に勉強していきましょう。
まず最初のステップは、「大アルカナで自分を占う」です。タロットの基本ともいえる、大アルカナカードを使用したタロット占いをマスターしましょう。
シャッフルについて学ぶ
最初に使う解説本は、「はじめての人のためのらくらくタロット入門」です。
この解説本の前半は、大アルカナカード22枚の意味について書かれています。まずはそのページを飛ばして、58ページの「タロット占いの基本」を開いてください。
そちらには、シャッフルの仕方が詳しく書かれていますので、そのページから勉強をはじめます。
シャッフルは、すべてのタロット占いの基本ともいえる占いの手順なので、まずはシャッフルのやり方を、シッカリとマスターしましょう。
カードの解釈の仕方を訓練する
引き続きページを進んでいくと、61ページに「ワンオラクル」、次に「ツーマインド」、「ツーオラクル」と、初歩的な占いのやり方が解説されています。
ポイントは、この最初のシンプルな占いを飛ばさずに、何回か自分を占いながら実践してみることです。
この占いは、カードの枚数も少ないので、どうしてもより複雑なスプレッド(占い方)へと、気が急いてしまいがちです。中には、この勉強を飛ばして、いきなり6枚引きなどの占いに進む方もいます。
ですが、実はここで重要なのはカードの意味の解釈の仕方を、練習することなのです。
ここで解説本の前半に書かれた、大アルカナカードの意味を見て、解釈していく感触をつかまないと、後でお手上げになるので注意しましょう。
目標は自分をヘキサグラムで占う
ステップ1の最終的な目標は、大アルカナカードで、「ヘキサグラム(108P)」という占いが、出来るようになることです。
ヘキサグラムを実践されると、このスプレッドがこれまでの、ツーオラクル、ツーマインド、スリーカードが統合されたものだと解るでしょう。
ですから、これまでのシンプルな占をシッカリと練習していれば、自然とこのヘキサグラムでも占えるようになります。
もちろんこの段階では、まだ自分自身の悩みや問題について占うだけで十分です。
占った結果のカードと、自分のフィーリングを照らし合わせながら、カードの意味を読み取る勉強をしていきましょう。
2ステップ:大アルカナで他人を占う
大アルカナカードで、自分の問題が占えるようになったところで、次は他人の悩みを占うことを始めてみましょう。
大アルカナなら人を占うのも簡単
大アルカナカードは、タロットカードの中でも、比較的その意味がハッキリとしており、正位置や逆位置の意味も読み取り易いものです。
ですから、何度か自分の問題を占っていけば、その結果を解釈することはさほど難しくはありません。
そしたら少し勇気を出して、自分以外の他人を占うことを始めてみましょう。
他人のタロット占いをすることは、カードの意味を解釈する上で必ず必要な勉強です。ただそこで注意が必要なのが、誰を占うかです。
最初は占う相手を選ぶこと
多くの方は、自分のタロット占いが出来るようになると、身近な肉親や友人の悩みについて占い始めると思います。
そこであえて心得ておくべきことは、家族を占うと、比較的厳しい回答が返ってくる可能性が高いということです。
タロットカードの中には、正位置や逆位置に関わらず、中には否定的な解釈になってしまうカードがあります。
すると肉親からは、あなたの占った結果について、比較的厳しい評価をされることがあります。ですから最初から、家族や友人でズバズバ意見を言う人の占いは避けましょう。
まだタロット占いの勉強を始めて間もないのに、この段階で自信を失っては元も子もありません。
目標は他人をヘキサグラムで占う
そして他人を占う際にも、まずはシンプルなツーオラクル、ツーマインド、スリーカードなどで占うことから始めて行きます。
ただ、その前に必ず解説本の実例に目を通して置きましょう。
こちらの「はじめての人のためのらくらくタロット入門」には、色々なケースでタロット占いをした際の、解釈の実例が載っています。
その内容を参考にしつつ、ここでも他人を「ヘキサグラム」で占えるように、練習を重ねて行きましょう。
3ステップ:フルセットで自分を占う
ここからはタロット占いの中級編ともいえる、大アルカナ+小アルカナの78枚フルセットで自分を占えるようになる勉強です。
小アルカナカードでの占い
先のステップ2の、大アルカナカードで他人を占う所までが出来れば、タロット占いとしては十分楽しむことが出来ます。
家族や友達と楽しむぐらいであれば、それだけでも問題ありません。それに大アルカナカードだけでタロット占いをしている人も多いです。
しかしながら、さらにタロット占いを学びたいと思われるなら、小アルカナカードも使った本格的なフルセットによる占いにも、チャレンジしてみましょう。
ウェイト版の小アルカナカードは、56枚の絵札で出来ており、それぞれに正位置と弱位置の意味があります。
中上級編と言ってもいいぐらい、少し難易度が上がりますが、根気強く勉強していきましょう。
フルセットの占いを試す
大アルカナ+小アルカナのフルセットによるタロット占いは、2冊目の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を見ながら勉強していきます。
こちらの解説本には、大アルカナカードの意味も載っていますが、今回は飛ばして、小アルカナの意味を、流し読むところから始めてみましょう。
小アルカナは、四大元素に対応したカードで、その点も解説本の80ページ以降に、詳しく書かれています。
そして、88ページまでご覧いただいたら、まずは自分の問題について、先に学んだヘキサグラムで、フルセットの占いをやってみましょう。
カードに慣れるためにも、まずはフルセットで占ってみるところからです。
根気強く勉強していく
いかがですか?フルセットでの占いとなると、格段にカードの解釈が難しくなってくることが、お解りいただけたと思います。
タロットカードの大アルカナは、大きな意味として捉えられるので、解釈にも融通が利きます。
ですが、これが小アルカナとなると、かなりその意味が限定されるため、いきなりカードの解釈の難易度が上がってくるのです。
タロット占いの勉強をしていく上で、このフルセットで占えるかが、その後の大きな分岐点となります。
難易度の高いスプレッドも練習
小アルカナを含んだ、フルセットでのタロット占いは、まずは慣れることが最優先ですが、少しずつ要領を掴んできたら、解説本の90ページ以降も見て行きましょう。
この「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」では、「ケルト十字」や「ホロスコープ」「変形ヘキサグラム」などの高度なスプレッドも紹介されています。
ここまで多く枚数を引く占いとなると、プロの占い師が行うとの変わりありません。
まずは楽しみながら、数多くの占いをこなしていき、経験を積めるように勉強していきましょう。
タロット占い師になるためには!
3ステップを順番に紹介しながら、タロット占いの勉強のやり方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここまでのタロット占いが出来れば、あとは人を占う経験を積んでいくことで、自然と自分のタロット占いに自信が付いてくるでしょう。
独学でタロット占い師になる方法
身内だけをお試しで占うような気軽なタロット占いなら、ここまで学べば問題なく楽しめますし、占いの精度も経験を積むことで上がっていくでしょう。
ですがこれが、プロとしてタロット占いをしていくとなると、まだまだ勉強が必要になってきます。
こちらの「独学でタロット占い師になるには?4ステップでタロット占い師になる方法」には、さらにタロット占い師になるための心得や注意点なども書いています。
もし興味があるようでしたら、ぜひ参考にして更なる勉強を重ねて行きましょう。