こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらの記事では、ウェイト版のタロットカードの小アルカナ「ワンド(棒)のクイーン」について、詳しく解説していきます。
正位置や逆位置の意味はもちろん、仕事や恋愛相談で占ったときの解釈についても、紹介していきましょう。
なお、この記事はRWSタロットカードの絵柄をもとに、日本語解説書の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にして解説していきます。
ワンドのクイーンの絵柄の意味
ワンドのクイーンは、真っ赤なローブに身を包んだ、威厳のある女王が、棒を片手に空までつながる高い椅子に座っています。
片手には情熱を表すヒマワリを手にしており、背もたれにも金色のヒマワリが描かれているように、その強烈な個性を主張しているのです。
■正位置:活発、情熱的、自信
■逆位置:嫉妬、強欲、独善的
※画像参照:RWSタロットカード
彼女が腰かけるのは、砂漠に置かれた獅子の玉座です。炎のように燃え上がるその情熱は、まさに砂漠の太陽のように、大地を焦がすのでしょう。
このワンドのクイーンは、正位置では情熱的、活発、自信を表しており、逆位置では我儘な発言や、嫉妬、独善的な態度を意味します。
正位置と逆位置の意味
こちらではワンドのクイーンの、全般的な正位置と逆位置の意味を、詳しく解説していきます。
正位置の意味
キーワード:活発、情熱、自信、行動力、女性の関与
ワンドのクイーンは、女性としての地位を確立し、情熱を持って自分の意思を示すという、強い姿勢を意味するとても存在感のあるカードです。
そのため、このカードが正位置で開かれると、揺らがない強い意思を持ち、それを押し通そうとする情熱も、持ち合わせていると解釈します。
彼女が手に持つヒマワリは、まさに太陽の象徴ともいえる、ポジティブな情熱を表す花で、「熱意」や「あなたを見つめる」という花言葉を持っています。
まさに砂漠のような未開の大地で、強く照りつける太陽のように、周囲にその存在感を放つのです。
このワンドのクイーンのカードが開かれた時には、強い意思を持った女性の関与も意味するので、その点も注意して読み解いていきましょう。
正位置では、人望を集め、周りから頼られる時でしょう。
逆位置の意味
キーワード:我儘、自分勝手、独善的、強欲、嫉妬
ワンドのクイーンのカードが逆位置で開かれると、その強い情熱のネガティブな側面が強調され、苛立ちを感じることを意味します。
それは周囲への嫉妬や、強欲のように、自分本位の感情を抑えられずに、それに振り回されている状態であると、解釈できるのです。
もともとワンドのクイーンのカードは、高いプライドも持ち合わせているので、物事が思い通りにいかないことや、目を背けられることに耐えられません。
するとそのプライドが空回りし、周りを傷つけてしまうような行動を引き起こして、時には過干渉になってしまうのです。
またワンドのクイーンが逆位置で開かれれば、そんな強い女性からの一方的な仕打ちけることも、注意すべきだといえます。
逆位置では、我が強くなっていて、心の余裕がない状態でしょう。
仕事のタロット占いでの解釈
タロット占いで仕事について占った際の、ワンドのクイーンの正位置と逆位置の解釈について解説します。
仕事を占った際の正位置の意味
キーワード:女性からの支援、情熱、熱意、自信、女性の上司
仕事に関する占いで、ワンドのクイーンのカードが正位置で開かたなら、まずは仕事で、女性の上司や支援者が現れる可能性があることを意味します。
ワンドのクイーンは、熱意を秘めた女性的な意思を表すカードなので、このカードが正位置で開かれると、良い意味でそんな女性からの支援を受ける可能性があると解釈できます。
また、女性の成功を表すクイーンのカードなので、アパレルや美容など女性的な仕事なら、その事業は予想以上に進展するでしょう。
正位置で出たときには、仕事に対するプライドも活かされますから、自信を持って取り組めば、良い結果が導き出されます。
正位置では、人望が仕事につながる時です。女性実業家とのご縁も多い時でしょう。
仕事を占った際の逆位置の意味
キーワード:空回り、攻撃的な態度、厳しさが仇となる、独善
仕事をテーマにした占いで、ワンドのクイーンのカードが逆位置で開かれると、熱意は空回りし、周りとも歯車が合わないと解釈します。
彼女が座っているのは獅子の玉座ですが、それは権力やプライドの象徴なので、逆位置で開かれると、その地位から転落すると考えられます。
その際には、我儘で自分本位な女性との問題が発覚したり、目上の女性からの批評で、足元を掬われるのかもしれません。
どちらにせよ、ワンドのクイーンが逆位置で出たなら、自分の感情が空回りして、周囲との軋轢を生み、失敗を招きかねないことを意味します。十分注意しましょう。
逆位置では、感情的に仕事を進めてしまいがちです。公私混同にも注意が必要です。
恋愛のタロット占いでの解釈
タロット占いで恋愛について占った際の、ワンドのクイーンの正位置と逆位置の解釈について解説します。
恋愛占いでの正位置の意味
キーワード:情熱的、女性として魅力向上、意思を通す、人気
恋愛をテーマにして占った際に、ワンドのクイーンが開かれたなら、それは情熱的な恋愛の成就や、女性としての魅了の向上を意味します。
社交的な側面が周りから好まれ、それが魅力となって異性からの人気を得られたり、望んだ相手に振り向いてもらえるなど、女性としての魅力が高まると解釈できます。
ワンドのクイーンは、成熟した女性でもあるので、時には、そんな年配の女性からの援助なども、期待できるでしょう。
また自らの意思や希望が通りやすく、積極的な態度も功を奏するようです。
正位置では、情熱的で華やかに燃えるような恋愛を表します。
恋愛占いでの逆位置の意味
キーワード:自信喪失、我儘、嫉妬、ヒステリー、プライドが折れる
恋愛をテーマに占ったときに、このワンドのクイーンのカードが逆位置なら、恋愛で気持ちが空回りしていることを意味します。
すでに恋人が居る人は、思わず感情的になって、我儘を言ってしまったり、自分自身の気持ちに振り回されると、解釈して良いでしょう。
このワンドのクイーンが逆位置で出ると、自分一人で舞台を演じているかのように、気持ちが一喜一憂して揺れ動いてしまうのです。
まずは冷静に戻れるように、気持ちの冷却期間をおいた方が、無難だといえるでしょう。
逆位置では、女性側がわがままにふるまう恋愛を意味します。
ワンドのクイーンのまとめ
タロットカードの小アルカナ「ワンドのクイーン」は、女性の情熱的を象徴するかのようなカードで、感情がその原動力になっていることを意味します。
カードの意味を解釈する際のポイント
ワンドのクイーンは正位置でも、逆位置で開かれても、内に宿した女性的な情熱をパワーとして、物事を進めていくという意味をもつカードです。
正位置では、それが周囲への奉仕や、ポジティブな思いとして向けられ、まさにヒマワリのような存在として受け入れられるでしょう。
しかしながら、それが逆位置で出ると、感情の起伏に翻弄されて、嫉妬や妬みなどの気持ちが前面に出てしまうのです。
結果的に、感情に任せて進んでしまうことには変わりないのですが、逆位置で出たときには、心の余裕を持つように心がけてください。
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特にタロットの歴史を知ることは、正位置や逆位置の解釈が生まれた経緯を知ることもでき、占いへの神秘性を高めてくれるので、さらにタロット占いが楽しくなるでしょう。
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このカードに描かれているクイーンは、真夏に咲くヒマワリの花のように、明るく華やかで、人々からの注目を集める存在です。