こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらの記事では、ウェイト版のタロットカードの小アルカナ「カップ（聖杯）のペイジ」について、詳しく解説していきます。
正位置や逆位置の意味はもちろん、仕事や恋愛相談で占ったときの解釈についても、紹介していきましょう。
なお、この記事はRWSタロットカードの絵柄をもとに、日本語解説書の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にして解説していきます。
カップのペイジの絵柄の意味
小アルカナのカップのペイジのカードは、聖杯を手にした青年が波打ち際に立ち、杯から顔を出した魚と戯れている姿が描かれています。
淡いピンクと水色の服には、蓮の花が描かれており、彼の心が純朴で濁りの無いことを、表しているかのようです。
■正位置：純真無垢、幼い、直感的
■逆位置：世間知らず、娯楽に溺れる
※画像参照：RWSタロットカード
カップのペイジは、水のエレメントの純粋さを表すような、そんなどこか幼さが残った、少年が登場するカードです。
そのため正位置では、純心無垢な心や直感的な態度を意味し 、逆位置では、常識知らずで現実にそぐわない思いや、娯楽などの楽しみに溺れると解釈されます。
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正位置と逆位置の意味
こちらではカップのペイジの、全般的な正位置と逆位置の意味を、詳しく紹介していきます。
正位置の意味
キーワード：純真無垢、幼い、直感的、疑わない、素直
カップのペイジは、４種類のペイジのカードの中でも、特に幼さが際立った青年が描かれおり、純心無垢で、人を疑うことを知らない心を意味するカードです。
素直で純朴な心は、穢れや疑念を持つことの無い、クリアな心持ちを物語っていると解釈できますが、それと同時にどこか危うさを感じさせます。
カップのペイジは、特に感情面を表す水のエレメントですから、このカードが正位置で開かれると、感情面での幼さが強調されます。
また、水のエレメントは直感的であることや、感受性が強いことも示すので、まさに幼子のような、閃きでの行動が目立つようになるでしょう。
ペイジのカードが持つ、良い知らせが届くという意味については、愛情面に関する知らせが届くと、読み取るのが相応しいです。
逆位置の意味
キーワード：世間知らず、娯楽に溺れる、夢を追う、わがまま、甘え
逆位置でのカップのペイジは、子供のように感情がコントロールできずに、遊びに溺れたり、我儘な態度が目立つことを意味します。
まさに、子供としての一面が出てくるかのように、甘えや我儘が先行して、現実の問題から目を背けがちになると、解釈して良いでしょう。
そのため、言動は夢を追うかのように、理想的なことばかりが先走ってしまい、世間知らずなところや、閃きだけの無計画な側面が目立ってきます。
また時にはひねくれてみたり、意地を張ってみたりと、手に付けられないような状態に成ることも在るでしょう。
そのため、逆位置でのメッセ―ジャーとしての意味も、愛情に欠ける良くない知らせが届くと考えられます。
仕事のタロット占いでの解釈
タロット占いで仕事について占った際の、カップのペイジの正位置と逆位置の解釈について解説します。
仕事を占った際の正位置の意味
キーワード：クリエイティブな仕事、直感を活かす、初心に戻る、枠を超えた発想
仕事に関する占いで、カップのペイジのカードが正位置で開かれると、直感を活かしたクリエイティブな仕事が舞い込むなど、枠や常識を取り払った発想を求められることを意味します。
このカードは仕事の面において、発想や直感が求められることを表しており、子供の好奇心のような、自分の枠を超えた考え方が求められると、解釈できます。
また、素直に話を聞く姿勢が、周りからの評価や助力を得るカギとなることも指し示すので、疑いや不安を取り払って、仕事に向き合う必要があるでしょう。
どちらにせよ、仕事を楽しむためには良いカードだといえるので、気持ちの望むがままに、仕事に取り組んでみることをお勧めします。
仕事を占った際の逆位置の意味
キーワード：無謀な計画、荒唐無稽、情緒不安定、集中力の欠如
仕事をテーマにした占いで、カップのペイジが逆位置で開かれると、感情や気持ちが先走り、荒唐無稽の計画を立てるなど、地に足がつかずに不安定になることを意味します。
自分の気持ちばかりが空回りしてしまい、何も現実がそぐわなくなり、一人で孤立してしまいがちになると解釈できます。
そのために、何かのプロジェクトに参加しても、１つのことに集中できずに、次から次へと手を出しては、諦めてしまうことが多いでしょう。
ですから、転職や独立を占った際に、このカードが逆位置で開かれる時には特に注意が必要で、気持ちに任せて無計画に進んでいると解釈できます。
恋愛のタロット占いでの解釈
タロット占いで恋愛について占った際の、カップのペイジの正位置と逆位置の解釈について解説します。
恋愛占いでの正位置の意味
キーワード：純愛、ロマンス、出会いやときめき、恋に落ちる
恋愛をテーマに占った際に、カップのペイジが正位置で開かれたなら、ロマンスの天使に射抜かれたような恋に落ちることを意味します。
何よりも、あなたが一目惚れするような、そんな心躍る相手が現れて、周りが見えなくなるような恋に落ちる可能性があると、解釈できます。
ただこのカードは、現実的な変化よりも、気持ちの変化を司るカップのカードですから、気持ち高ぶっても、関係が進展するとは判断できません。
その点では、恋人がすでに居るのなら、感情的な喜びや楽しさを意味するので、関係は良好になっていくでしょう。
恋愛占いでの逆位置の意味
キーワード：制限のない甘え、気持ちの空回り、感情的な諍い、情に落ちる
恋愛をテーマに占ったときに、このカップのペイジが、逆位置に開かれると、感情に振りまわれて辛い思いをすることを意味します。
恋愛でこのカードが逆位置なら、子供のような自分の感情に振り回されて、相手に甘えてしまったり喧嘩したりと、気持ちに歯止めが利かなくなると解釈できます。
ですから、片思いで告白を考えているなら、勢いのままに当たって砕けてしまう可能性が高く、強い心の傷を負いかねないので注意しましょう。
また、気持ちに流されるがままに、望まない関係を結ぶとも考えられますが、そのような関係はヤキモキするような辛い体験となります。
カップのペイジのまとめ
タロットカードの小アルカナ「カップのペイジ」は、素直で純粋である反面、未成熟な感情に振り回されることを意味するカードです。
カードの意味を解釈する際のポイント
カップのペイジは、幼さをそのまま持って大人になってしまったような、そんな少年の心を意味するカードです。
ですから、その素直さや純粋さが、正位置という形で表れれば、周りから愛されて、引き立てられる存在になるといるでしょう。
ですが、弱位置ではそんな未熟さが仇となり、地に足がつかない態度が目立って、周囲の人間関係で問題が起きてきます。
元々が水のエレメントなので、感受性が豊かなところはあるのですが、その結果、気持ちの浮き沈みが激しいとも解釈できるでしょう。
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特にタロットの歴史を知ることは、正位置や逆位置の解釈が生まれた経緯を知ることもでき、占いへの神秘性を高めてくれるので、さらにタロット占いが楽しくなるでしょう。
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