こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらの記事では、ウェイト版のタロットカードの小アルカナ「ペンタクル（もしくはコイン）の１０」について、詳しく解説していきます。
一般的なタロットカードでは、この護符（ペンタクル）は、金貨（コイン）に分類され、そのカードの意味も同じです。ですので、こちらではあえて金貨（ペンタクル）として解説していきます。
正位置や逆位置の意味はもちろん、仕事や恋愛相談で占ったときの解釈についても、紹介していきましょう。
なお、この記事はRWSタロットカードの絵柄をもとに、日本語解説書の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にして解説していきます。
ペンタクルの１０の絵柄の意味
ペンタクルの１０のカードは、大きな屋敷に家族が集まって、穏やかな休日を過ごしているかのような雰囲気のカードです。
年老いた老人になつく犬や、それを覗いている子供、大人は何気ない会話を楽しんでおり、平和な日常が伺えます。
■正位置：良好な家族関係、アットホーム
■逆位置：家庭内の問題、家族からの束縛
※画像参照：RWSタロットカード
このカードは、家族と共に過ごす穏やかなひと時が描かれ、安心して過ごせるやさしい雰囲気に満ちています。心の平安を感じさせる１枚です。
ペンタクルの１０は、正位置では、家族関係や穏やかな気持ちを意味し、逆位置では、緊張感のない生活や、家族からの束縛があると解釈します。
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正位置と逆位置の意味
こちらではペンタクルの１０の、全般的な正位置と逆位置の意味を、詳しく紹介していきます。
正位置の意味
キーワード：良好な家族関係、アットホーム、穏やかな気分、資産、平和
ペンタクルの１０は、穏やかな雰囲気に包まれた家が描かれていることから、安心や平和、家族との良好な関係を意味するカードです。
このカードは争いや問題の起きない、平和な日々をあらわし、家族との関係で豊かな時間を過ごせると解釈できます。
また、そんな家に関わるカードであることから、安定した資産や豊かな生活を意味し、そんな心満たされる日常が訪れるとも受け取れます。
ですから、家族に関わる問題で、このカードが正位置で開かれたなら、問題は良い方向に向かい、解消すると受け取って良いでしょう。
また仕事や恋愛についても、そんなアットホームな雰囲気が、良い結果を与えてくれると解釈します。
逆位置の意味
キーワード：家庭内の問題、家族からの束縛、ルーズ、家のしきたり、家族の離散
逆位置でペンタクルの１０が開かれると、それは緊張感が抜けて物事にルーズになってしまうことを意味します。
またそれと共に、家庭内もギグシャクして、どこか落ち着けない雰囲気になると、解釈した方が良いでしょう。
自由でお互いを信頼し合っていた関係は崩れ、家族からの束縛や、家系のしがらみなど、古く重たい関係に縛られやすくなります。
その結果、安心できるはずの家庭内でも、意見の対立や感情的な争いが起きやすくなり、諍いが絶えなくなるのです。
ペンタクルの１０は、金貨で満たさたカードでもあるので、それが逆位置になると、相続や資産の分配、借金などのお金の問題も起きやすいといえるでしょう。
仕事のタロット占いでの解釈
タロット占いで仕事について占った際の、ペンタクルの１０の正位置と逆位置の解釈について解説します。
仕事を占った際の正位置の意味
キーワード：良い雰囲気の職場、順調な流れ、チームワーク、充分な報酬
仕事に関する占いで、ペンタクルの１０のカードが正位置で開かれると、仕事は順調で会社も安定していることを意味します。
このカードは家族の象徴ともとれるカードですから、その意味では職場はチームワークで調和が取れており、お互いに協力し合える状態です。
また、仕事に見合った充分な報酬も得られるので、物質的にも精神的にも満足できる環境だといえるでしょう。
新たなことを始めるのには、あまり向きませんから、既存の業務や分野を伸ばして、充実させるのがおすすめです。
仕事を占った際の逆位置の意味
キーワード：少ない報酬、仕事の遅れ、協力が得られない、古い制限
仕事をテーマにした占いで、ペンタクルの１０のカードが逆位置で開かれると、仕事に身が入らず、なかなか計画通りに物事が進まなくなることを意味します。
会社全体が古い体質に捕らわれ、そんな昔ながらの考え方に足を引っ張られて憂鬱になるなど、自由が奪われたような束縛を感じるのです。
会社自他は経済的に成り立っていても、危機感の欠如から、ダラダラと時間を過ごしているような、そんな状態であると解釈できます。
ペンタクルの１０の逆位置は、大きな問題にはなりはしないものの、古い体質など慢性的な問題があることを指し示しているのです。
恋愛のタロット占いでの解釈
タロット占いで恋愛について占った際の、ペンタクルの１０の正位置と逆位置の解釈について解説します。
恋愛占いでの正位置の意味
キーワード：豊かな生活、家庭の調和、問題の解決、心からの安らぎ
恋愛をテーマに占った際に、ペンタクルの１０が正位置で開かれたなら、それは豊かで満ち足りた家庭を意味します。
そのため、恋人募集中であれば、そんな親しい間柄になる相手が見つかる可能性があり、すでに相手がいるなら、関係が深まり安定すると解釈します。
もし結婚や婚約の時期についての占いなら、それはさほど遠くない未来に、両家に喜ばれる形で実現することでしょう。
このペンタクルの１０が正位置で開かれると、恋愛や家庭の問題は解消し、物質面と精神面での安定が得られることを意味するのです。
恋愛占いでの逆位置の意味
キーワード：家族からの反対、両家の衝突、嫁姑問題、喧嘩
恋愛をテーマに占ったときに、このペンタクルの１０が、逆位置に開かれると、家族内での問題が起きたり、喧嘩をするなど些細なことで諍い怒ることを意味します。
二人の関係が、家族同士の不仲や諍いなどで乱れやすく、思わぬところから、二人に対しての束縛を受けるでしょう。
また、お互いの家族についての生活習慣の違いや、考え方の違いで喧嘩になるなど、とかく家庭内での問題が起こりやすくなるといえます。
このカードの逆位置は、安定や豊かさの喪失という意味でも解釈できるので、家族が借金や損失を被る可能性もありますから、特に注意しましょう。
ペンタクルの１０のまとめ
タロットカードの小アルカナ「ペンタクルの１０」は、豊かな家庭が持つ充足と安心が得られるカードともいえる意味を持っています。
カードの意味を解釈する際のポイント
このペンタクルの１０カードが、正位置で開かれたなら、全般的にそれは良い意味として受け取れます。
このカードは物質的にも、精神的に満たされるものですし、特に人間関係などのコミュニケーションは、調和していくと解釈して良いでしょう。
その反面、財産や資産の象徴ともいえるカードですから、逆位置に出ると損失を被るなど、それらの問題が原因で人間関係が乱れます。
ですから、親密な人間関係であればあるほど、良くも悪くもその影響は大きくなると考えて、解釈してください。
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特にタロットの歴史を知ることは、正位置や逆位置の解釈が生まれた経緯を知ることもでき、占いへの神秘性を高めてくれるので、さらにタロット占いが楽しくなるでしょう。
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