こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらの記事では、ウェイト版のタロットカードの小アルカナ「ワンド(棒)のペイジ」について、詳しく解説していきます。
正位置や逆位置の意味はもちろん、仕事や恋愛相談で占ったときの解釈についても、紹介していきましょう。
なお、この記事はRWSタロットカードの絵柄をもとに、日本語解説書の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にして解説していきます。
ワンドのペイジの絵柄の意味
ワンドのペイジは、若い青年が棒を両手で持ち、喜びの表情を浮かべながら、何かを感じとっています。
ピラミッドを背にして、灼熱の砂漠に立つその姿は、そんな荒れ地でさえも、棒から出た緑の芽に、可能性を見出しているかのようです。
■正位置:冒険心、活力、良い知らせ
■逆位置:優柔不断、浮足立つ、悪い知らせ
※画像参照:RWSタロットカード
マントを身に付け帽子をかぶっているのは、彼が砂漠まで旅をしてきたことを意味しています。そしてその上向きな表情からも、新しい発見や経験を得られた喜びで、心がいっぱいなのでしょう。
このワンドのペイジは、正位置で開かれると、冒険心や活力、良い知らせを意味し、逆位置で開かれると、優柔不断や悪い知らせがあると解釈します。
正位置と逆位置の意味
こちらではワンドのペイジの、全般的な正位置と逆位置の意味を、詳しく解説していきます。
正位置の意味
キーワード:冒険心、良い知らせ、ポジティブ、自信、発見
ワンドのペイジは、積極的な冒険心や未知なることへの興味、良い知らせを意味しており、砂漠を背に、背筋を伸ばして立つその姿からは、新たな発見や学びによる自信が伺い知れます。
厚手のマントの下に、衣服を着こんでいる様子は、まさに未知の世界へと旅をする、旅人のいでたちです。
ワンドのペイジが占いで開かれたなら、冒険心をもって、積極的に新しいことを学ぶ意欲があると解釈します。
また、上を向いて微笑んでいる表情からも、新たな発見や経験などの喜びを得て、それを持ち帰り、伝えようとする意思が垣間見れます。
その様子から、ワンドのペイジには、正位置でも逆位置でも、「知らせを届ける」という意味があり、正位置では「良い知らせ」を届けると、解釈するのです。
正位置で開かれるときには、良い知らせが届き、今後の未来を左右するチャンスが訪れるでしょう。
逆位置の意味
キーワード:悪い知らせ、優柔不断、未知への恐れ、浮足立つ
ワンドのペイジのカードが逆位置で開かれると、一転して冒険心は消え去り、優柔不断で自信が無いことを意味します。
そのため彼が持ち帰る知らせは、「悪い知らせ」といえるものとなり、冒険によって自信を無くし、失意の思いで帰路についていると解釈します。
このワンドのペイジには、新しい経験から学ぶという意味もありますが、逆位置ではそれが原因で、自信を失い挫折することとなるのです。
そのため、物事に浮足立ってしまったり、未知なることへの恐れを抱くようになり、新しいものは避けようとするでしょう。
逆位置では、行動力が失われて、足踏みした状態になると考えられます。
逆位置になると、情報不足や悪い知らせが届くことを暗示します。
仕事のタロット占いでの解釈
タロット占いで仕事について占った際の、ワンドのペイジの正位置と逆位置の解釈について解説します。
仕事を占った際の正位置の意味
キーワード:出張、転勤、新規の事業、良い話し、可能性
仕事に関する占いで、ワンドのペイジのカードが正位置で開かれると、それは出張や転勤、新しい事業など、新規の企画へと向かうことを意味します。
ワンドのペイジは、冒険心による新たな可能性や、良い知らせを手にすると解釈できるので、仕事においては新規のプロジェクトや、出張による成果が見込まれます。
また事業をされているなら、未知なる業界から良い知らせが舞い込んだり、事業に新たな展開が見えてくるなど、可能性が広がると受け取れるでしょう。
正位置であれば、それは良い知らせだと考えられるので、積極的に計画して取り組むことがおすすめです。
正位置では、目の前の仕事を通して、将来に役立つスキルが習得できるでしょう。
仕事を占った際の逆位置の意味
キーワード:新規事業の停滞、悪い誘い、自信喪失、企画の失敗
仕事をテーマにした占いで、ワンドのペイジのカードが逆位置で開かれると、新規事業の停滞や、悪い誘いが舞い込むことを意味します。
ワンドのペイジは、新しい分野への取り組みに、失敗したり失望すると解釈できるので、仕事でも同様の問題が起こります。
事業をしているのなら、現在の新しい取り組みは、失望へと変わる可能性がありますし、転職などは特に注意すべきときです。
今は冒険心をもって取り組んでも、優柔不断に陥り、浮足立って悪い結果を持ち帰ることに成り兼ねません。
逆位置では、行動が伴わず口先だけになってしまうでしょう。
恋愛のタロット占いでの解釈
タロット占いで恋愛について占った際の、ワンドのペイジの正位置と逆位置の解釈について解説します。
恋愛占いでの正位置の意味
キーワード:新たな恋、良い知らせ、二人の方向性が見える、信頼が深まる
恋愛をテーマに占った際に、ワンドのペイジが開かれたなら、それは二人の関係に新たな方向性が見え、信頼が深まると解釈します。
また、あなたが独身で恋人を探しているのなら、新たな出会いや、恋が芽生えるとも解釈できます。
ワンドのペイジは、冒険心をもち新たな経験をすることにより、方向性や将来への可能性が開けるカードです。ですから、恋愛でも行動が必要なことを忘れないでください。
またペイジが若い青年であることから、年下の男性との恋なども、始まる可能性があるといえるでしょう。
正位置では、恋に関する良い知らせを聞けるでしょう。
恋愛占いでの逆位置の意味
キーワード:悪い知らせ、恋の失敗、優柔不断、迷い
恋愛をテーマにして、タロット占いをした際に、このワンドのペイジが、逆位置に開かれると、二人の関係に失望や迷いが生まれてくることを意味します。
時には、別な人からの悪い知らせなど、あなたを失望させるような、恋人の話を聞くことがあるかもしれません。
恋占いでワンドのペイジが、逆位置で開かれると、優柔不断や迷いの要素が強まり、何も決められなくなると解釈できます。
砂漠で迷い孤立したような、孤独な気持ちになる時でもあるので、今は行動を控えた方が良さそうです。
逆位置では、嫌な噂を聞いたり、恋に関する良くない知らせがあることを暗示します。
ワンドのペイジのまとめ
タロットカードの小アルカナ「ワンドのペイジ」は、新たな世界への冒険と自信を表すカードで、チャレンジすることで可能性が開ける、という意味を持っています。
カードの意味を解釈する際のポイント
ワンドのペイジが正位置で開かれたなら、冒険心をもって未知なる場所へと向かえば、良い知らせや可能性を得られることを意味します。
それはまさに、あなたの行動力が必要とされるときだと、解釈できるでしょう。
もし自然とそんな機会が与えられたなら、積極的に取り組むことで新たな発見が得られます。それはチャンスが得られるということです。
このカードはあくまで、新たな可能性を得るところまでを示すので、それがどの程度実を結ぶかは、また別のカードの判断に委ねられます。
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それでは最後にタロットカード関連の記事を紹介します。初心者向けの紹介記事になりますので、気なるものをチェックしてみてください。
特にタロットの歴史を知ることは、正位置や逆位置の解釈が生まれた経緯を知ることもでき、占いへの神秘性を高めてくれるので、さらにタロット占いが楽しくなるでしょう。
初心者のためのタロット占い入門
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タロットカードの意味や解釈に関するまとめ
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■56枚の小アルカナの種類と簡単な意味を一覧で紹介。
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この少年の表情からは、未来に希望を抱く純粋さが感じられます。夢に向かって順調に歩みだしていることを表すカードです。