こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらの記事では、ウェイト版のタロットカードの小アルカナ「ペンタクル（もしくはコイン）の７」について、詳しく解説していきます。
一般的なタロットカードでは、この護符（ペンタクル）は、金貨（コイン）に分類され、そのカードの意味も同じです。ですので、こちらではあえて金貨（ペンタクル）として解説していきます。
正位置や逆位置の意味はもちろん、仕事や恋愛相談で占ったときの解釈についても、紹介していきましょう。
なお、この記事はRWSタロットカードの絵柄をもとに、日本語解説書の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にして解説していきます。
ペンタクルの７の絵柄の意味
ペンタクルの７のカードは、農夫が気を落としたような姿勢で、自分が育てた作物を眺めています。
彼はそれがいつ収穫できるのかと、首を長くして待ちわびているようです。多くの実りがありますが、まだしばらく時間が掛かりそうな雰囲気です。
■正位置：物事を育てる、見守る
■逆位置：過保護、諦め、放棄する
※画像参照：RWSタロットカード
作物が育つのを待ちわびている農夫の姿から、このカードにはゆっくりと成長するとか、見守るという意味があります。
そのためのペンタクルの７は、正位置では物事を育てるとか、成長を待つというを意味をもち、逆位置では、過保護や、待ちきれずに投げ出すと解釈します。
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正位置と逆位置の意味
こちらではペンタクルの７の、全般的な正位置と逆位置の意味を、詳しく紹介していきます。
正位置の意味
キーワード：育てる、見守る、待つ、収穫を得る、努力が実る、
ペンタクルの７は、自分の手で育てた作物が収穫できるまで、じっくりと待つことから、努力の成果を得るとか、成長を見守ることを意味するカードです。
そのため、このカードが正位置で開かれると、これまでの努力が報われて、ようやくその報酬が手に入ると解釈できます。ですから、正位置ならとても良い知らせだと受けとめて良いでしょう。
その他、待っていればシッカリと収穫が得られる時期なので、急がずに時が来るのを待つという意味も持っています。
このカードは、突然の収入や外部からのチャンスが舞い込むような、幸運によるものではなく、あくまで自分の努力の結果が得られるというものです。
ですから、その報酬は想定を大きく超えることはなく、確実な成果だといえるでしょう。
逆位置の意味
キーワード：過保護、諦め、放棄する、挫折する、むやみに扱う
ペンタクルの７が逆位置で開かれると、大切に作物を育てていた気持ちが失われ、手入れを怠ったり、投げ出してしまうことを意味します。
努力に見合う収穫が得られないと感じたり、待ちきれずに途中で育てるのを放棄してしまうなど、そんな投げ槍な気持ちに駆られるかもしれません。
そうなることで、本来なら得られていたであろう収穫も、枯れ落ちて実りを得ることが出来ず、試みは失敗に終わると解釈します。
その点では、三日坊主や物事を継続できないという一面が、このカードの逆位置で現れるといえるでしょう。
逆位置では地に足が着かず、なかなか良い成果を得られない、そんな姿勢が読み取れるのです。
仕事のタロット占いでの解釈
タロット占いで仕事について占った際の、ペンタクルの７の正位置と逆位置の解釈について解説します。
仕事を占った際の正位置の意味
キーワード：報酬を得る、プロジェクトの完了、収益化、次第に結果が出る
仕事に関する占いで、ペンタクルの７のカードが正位置で開かれると、これまでの成果が出始めて、プロジェクトは成功すると解釈します。
このカードで得られる報酬や成果は、あくまで想定内の物ではあるものの、自らが成し遂げたことでの充実感や達成感が伴います。
しかしながら、その成長速度はあくまでゆっくりと、時間を要するものなので、それを待つだけの忍耐力が求められるのです。
まだ成果が感じられなくても、仕事では特に良いカードとしての意味が大きいので、諦めずにじっくりと物事を進めていきましょう。
仕事を占った際の逆位置の意味
キーワード：仕事を投げ出す、過干渉、雑な仕事ぶり、成果が出ない
仕事をテーマにした占いで、ペンタクルの７のカードが逆位置で開かれると、雑な仕事ぶりから、思ったような成果は得られないと解釈します。
本来なら部下や人に任せるべきところに口出しして、計画が台無しになったり、成果が出るのを待てずに、投げ出してしまう可能性があります。
このペンタクルの７は、まじめに取り組めば、計画通りの結果が訪れることを意味するのですが、逆位置では、どうしても急いでしまい、待てなくなります。
その待てない気持ちが、成果を受け取れない原因なので、注意して仕事に向き合ってください。
恋愛のタロット占いでの解釈
タロット占いで恋愛について占った際の、ペンタクルの７の正位置と逆位置の解釈について解説します。
恋愛占いでの正位置の意味
キーワード：思いが実る、関係が進展しする、時を待つ、時が熟す
恋愛をテーマに占った際に、ペンタクルの７が正位置で開かれたなら、それは二人の関係に果実を得られる時期が近付いていることを意味します。
ですから、恋愛関係が深まり、結婚へと進展するのも、時間の問題だと解釈できるでしょう。
また夫婦間でも、これまでの苦労が実って、子供を授かるなど、何かしらの良い収穫を得られるときが、近づいているといえます。
特に片思いや、恋人を探しているのでであれば、思わぬ形で恋が実ることもあります。現在の取り組みを継続しながら、じっくりと時を待ちましょう。
恋愛占いでの逆位置の意味
キーワード：関係を失う、投げやり、気持ちが離れる、待てないイライラ
恋愛をテーマに占ったときに、このペンタクルの７が、逆位置に開かれると、なかなか進展しない二人の関係にイライラしやすくなり、気持ちが離れ気味になることを意味します。
これまで育ててきた二人の関係が、そんな待てない気持ちから投げやりになり、崩れてしまう可能性があると解釈できます。
また、逆に相手に過干渉になり、返って気持ちを台無しにしてしまい易いので、その点も注意が必要です。
もし恋人を探しているのなら、まずはジックリと仕事や友人関係を深めることで、紹介されるような土壌作りから始めてみましょう。
ペンタクルの７のまとめ
タロットカードの小アルカナ「ペンタクルの７」は、努力の収穫を得るカードともいえる良い意味を持っています。
カードの意味を解釈する際のポイント
ペンタクルの７のカードが与えてくれる成果は、あなたのこれまでの努力やチャレンジによって、大きく変わってくるものです。
特に、このカードが開かれた時には、まだその成果がほとんど見えていないような、そんな時期であることを意味しますから、慌てずにジックリと物事を進めていきましょう。
カードが正位置で出る時には、あとは待っていれば成果は得られるところまで来ていますので、最後の詰めだと思って、やり切ることがおすすめです。
また逆位置のように、急いで早めに収穫を得ようとすると、これまでの努力を台無しにしてしまう可能性もあります。その点は十分注意してください。
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特にタロットの歴史を知ることは、正位置や逆位置の解釈が生まれた経緯を知ることもでき、占いへの神秘性を高めてくれるので、さらにタロット占いが楽しくなるでしょう。
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