こんにちは。タロットファン.jp 大竹です。
タロットカードには、いかにもタロットと言うような伝統的な絵柄のものから、アニメのような抽象的なものまで様々なデザインがあります。
どれもこれも素敵なタロットばかりなのですが、今回はその中でも、おしゃれで美しいデザインが人気の「アールヌーボータロット」にスポットを当てていきます。
ロングセラーの「タロット・アールヌーボー」や、2019年に発売されたばかりの、ゴールドに輝く「ゴールデン・アールヌーボー・タロット」など。
画像もたくさん載せながら解説していきますので、アールヌーボーの世界観をじっくり楽しんでくださいね。
アールヌーボーとは
まず初めに、そもそもアールヌーボーとは何なのか?というところから解説していきます。
そもそもアールヌーボーとは
アールヌーボー(ArtNouveau)とは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパに興った芸術運動のことをいいます。
フランス語で「新しい芸術」を意味し、日本語ではアールヌーヴォーとも表記されます。
当時の新しい素材として使われ始めていた鉄を多く使用したり、植物や昆虫などをモチーフにした有機的なデザインや、しなやかな美しい曲線を用いた装飾的なデザインがアールヌーボーの特徴です。
その分野は幅広く、絵画や工芸品などの芸術作品だけでなく、家具や建築、ジュエリー装飾など多岐にわたりました。
アールヌーボー様式を取り入れた代表的な作家である、画家のアルフォンス・ミュシャや工芸家のエミール・ガレの作品などが、現在の日本でも広く愛されています。
◆補足:Wikipediaの解説
ちなみに、Wikipediaではこんな風に解説されていました。
アール・ヌーヴォー(フランス語: Art nouveau)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動。「新しい芸術」を意味する。花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴。分野としては建築、工芸品、グラフィックデザインなど多岐にわたった。
Wikipedia引用:アール・ヌーヴォー
アルフォンス・ミュシャとは
アルフォンス・ミュシャは、アールヌーボーを代表するチェコ出身の画家で、魅惑的な美しい女性の姿と、植物や星などの装飾的な組み合わせを多く描いた、華麗で繊細な作風が特徴的です。
とてもおしゃれなデザインのものが多く、現在でもポスターやパッケージデザインなどで、ミュシャの絵が使われる事も多いので、知らずに目にしているかもしれません。
その作風は、現在のアーティストにも様々な影響を与えており、後でご紹介する「ゴールデン・アールヌーボー・タロット」の作者、ジュリア・F・マッサリアもその1人です。
こちらの「アルフォンスミュシャのアールヌーボー調タロットカードを写真で紹介」では、そんなミュシャの絵柄をオマージュした、タロットカードも詳しく紹介しています。
Wikipedia引用:ミュシャの代表作『黄道十二宮』
愛され続けるタロット・アールヌーボー
それでは、ここからは実際のアールヌーボー・タロットカードの画像を載せながら解説していきましょう。
タロット・アールヌーボーとは
まずは、イタリアのアーティスト“Antonella Castelli – アントネラ・カステリ”によってデザインされた、ロングセラーの「タロット・アールヌーボー」です。
繊細な曲線や装飾で描かれた、優しく豊かな色彩が特徴のおしゃれなタロットデッキです。
細部のグラデーションが美しく、現代的なアールヌーボーデザインのタロットカードと言えるでしょう。
時折デザインの一部(色合いや背面のデザインなど)がリニューアルされますが、長く愛され続けている、アールヌーボータロットの定番とも言えるカードです。
大アルカナの解説:0~10の11枚
それでは大アルカナの0~10のカードから解説していきます。
下記の写真でも御覧いただけるように、豊かな色彩で美しく彩られ、背景までとてもおしゃれなタロットカードです。色鉛筆で色付けしたような柔らかさと、細部のグラデーションが美しいですよね。
それぞれの大アルカナカードが持っている意味を取り入れながら、オリジナリティのあるデザインで描かれています。
アールヌーボータロットらしい装飾的なデザインではありますが、自由度の高いマルセイユ版タロットの中でも、どれが何のカードか比較的分かりやすいタロットカードだといえるでしょう。
なお、大アルカナの詳しい解説は、こちらの「タロットカード大アルカナ22枚の意味と解釈のポイントを一覧で紹介」をご覧ください。
※左上から右下にかけて0から順番に並べてあります。
大アルカナの解説:11~21の11枚
後半の11~21のカードも見ていきましょう。11~18のカードは青や緑、紫など寒色系の色合いが多く落ち着いた印象ですね。
13番の死神のカードは、骸骨が描かれていることが多いのですが、このタロット・アールヌーボーでは、肌の青い女性が描かれており、とても印象的です。
私が個人的に好きなのは、21番の世界のカード。
2人の人物(男女なのか女性2人なのか、よく見ても謎です)が地球のような球体を抱えている姿が、まさに完成された世界という感じがします。
※左上から右下にかけて11から順番に並べてあります。
マルセイユ版タロットの大アルカナについて
「タロット・アールヌーボー」はマルセイユ版なので、8番=正義、11番=力のカードになっています。
ちなみに、後でご紹介する「ゴールデン・アールヌーボー・タロット」はライダー版なので、8番=力、11番=正義です。
マルセイユ版とライダー版についての解説はこちらの「ウェイト版タロットカードの歴史<ライダー版やマルセイユ版との違いも解説>」の記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
・・・それにしても、力のカードちょっと怖くないですか?
※アールヌーボー・タロットカードの8と11
小アルカナの解説:〈ワンド〉
次は小アルカナの画像を見ながら解説してきます。
小アルカナは、ワンド、コイン、ソード、カップそれぞれのスートごとに見ていきましょう。
なお、小アルカナの詳しい解説については、こちらの「タロットカード小アルカナの意味一覧<ワンド、ペンタクル、ソ―ド、カップ>」を参考にしてください。
それでは、まずはワンドから。ちなみにワンドは「棒」を表しています。
◆ワンドのエース~10
画像を見てみるとほとんどのカードで、アールヌーボー・タロットらしい、美しい女性の姿が描かれています。
1つ1つのカードの装飾や、女性たちの服装もおしゃれですね。このカードは、見ているだけでも楽しめそうです。
エースのカードはカードの上の方に、2~9のカードでは右側にスートの象徴が記されているので、どれが何のカードか見分けるのも簡単です。
※アールヌーボー・タロットカードのワンド 左上から1~10
◆ワンドのペイジ・ナイト・クイーン・キング
タロット・アールヌーボーの小アルカナの絵札では、全て背景に円が描かれていたり、キングのカード(右端)には傍に女性が描かれているのが特徴的です。
ワンドの騎士は服装が独特ですね。
※アールヌーボー・タロットカードのワンドの絵札
小アルカナの解説〈ペンタクル〉
続いてはペンタクルです。ペンタクルとはコインのことで、まさに「金貨」を表しています。
このタロットカードでは、女性の横顔のモチーフがコインに描かれてていて、細かい部分までおしゃれなのがアールヌーボータロットらしいです。
ちなみに、後で解説する「ゴールデン・アールヌーボー・タロット」では、コインに五芒星が描かれています。
◆ペンタクルのエース~10
ペンタクルのカードでは、他のスートよりも、どこか艶のある女性の絵が多い印象です。
官能的でありながらも品があるのは、アールヌーボー・タロットらしい美しい芸術性ゆえですね。
※アールヌーボー・タロットカードのペンタクル 左上から1~10
◆ペンタクルのペイジ・ナイト・クイーン・キング
続いてペンタクルの絵札4枚です。
ペンタクルのクイーン(右から2番目)はなんだか占い師のような雰囲気を感じます。
※アールヌーボー・タロットカードのペンタクルの絵札
小アルカナの解説〈ソード〉
続いてはソードのカードです。
ソードはそのまま「剣」を表していて、このスート自体に試練や障害など、ちょっと重めの意味があります。
そのため、ソードのカードたちからは、他のスートのカードとはちょっと違った雰囲気を感じるかもしれません。
◆ソードのエース~10
ソードのカードもアールヌーボーらしくおしゃれで美しい絵柄ですが、なんだか悲壮感のある女性の姿がチラホラと見て取れますね。
9番のカードでは、崩れ落ちる女性の後ろのテーブルに骸骨が置かれていて、悲しいような怖いような雰囲気です。
※アールヌーボー・タロットカードのソード 左上から1~10
◆謎のソードのエース
何度見ても謎なのですが、ソードのエースで描かれている、青いマントを着た人(?)は何を表しているのでしょう?
とても不思議なカードです。
※アールヌーボー・タロットカード、ソードのエース
◆ソードのペイジ・ナイト・クイーン・キング
ソードの絵札ではクイーン(右から2番目)も剣を持っています。ゆったりと腰かけながらも剣を持つ女性の姿がカッコいいです。
※アールヌーボー・タロットカードのソードの絵札
小アルカナの解説〈カップ〉
最後はカップです。カップは「聖杯」を表しています。
ここまで一気に見てきましたが、アールヌーボータロットでは、おしゃれに着飾った女性がたくさん描かれていて、見てるだけで楽しめるタロットカードです。
◆カップのエース~10
カップの6のカードには2人の子供の姿がありますが、子供が描かれているカードは、タロット・アールヌーボーではこの1枚だけです。
カップの6には、「思い出」や「友との再会」という意味があるので、それが表現されているのでしょう。
※アールヌーボー・タロットカードのカップ 左上から1~10
◆カップのペイジ・ナイト・クイーン・キング
カップの絵札は他のスートに比べて、ゆったりと余裕を感じさせるような、全体的に穏やかな雰囲気がありますね。
キングのカード(右端)も、カップが一番穏やかで安定感がある気がします。
※アールヌーボー・タロットカードのカップの絵札
タロット・アールヌーボのおすすめポイント
「タロット・アールヌーボー」は、何と言ってもおしゃれで美しいデザインが魅力です!
人物だけでなく、背景まで細かく描かれていて、一枚一枚が魅力的で、じっくりと眺めていたくなります。
中には伝統的なアールヌーボーデザインではない、という人もいるようですが、現代的でデザイン性の高いアールヌーボータロットだと思います。
実用性としては、伝統的なマルセイユタロットや、オーソドックスなライダーウェイトタロットよりは、慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。
ただ、絵の自由度が高いマルセイユ版タロットカードの中では、分かりやすい方だと思うので、初心者でも使いやすいと思います。
・正式名称:TAROT ART NOUVEAU
・カード仕様:マルセイユ版
・カード構成:大アルカナ22枚/小アルカナ56枚
・カードサイズ:120×66 [mm]
金色に煌めくゴールデン・アールヌーボー・タロット
続いて解説するのは、2019年に発売されたばかりの「ゴールデン・アールヌーボー・タロット」です。
ゴールデン・アールヌーボー・タロットとは
イタリアのアーティスト“Giulia F. Massaglia – ジュリア・F・マッサリア”によってデザインされ、2019年9月に発売されたばかりの、金色に輝くゴールデン仕様のライダー版アールヌーボー・タロットカード。
クラシックなアールヌーボーデザインで描かれた優美なデザインを、ゴールドの煌めきが豪華に演出します。
エレガントで力強い曲線が魅力的で、存在感のあるおしゃれなタロットです。
美しいアールヌーボーデザインでありながら、ライダーウェイトタロットの基本をしっかりと表現しています。
金色に煌めくゴールデン仕様
ゴールデン・アールヌーボー・タロットは、ところどころにゴールド加工がされていて、キラキラと輝きます。
写真だと光が反射してしまってなかなか上手く撮れなかったので、照明を暗くして撮影してみましたが、この画像で伝わるでしょうか?
ゴールデンと言っても絵柄が全てキラキラしているわけではなく、キラキラしている範囲はカードの構図によって違っていて、範囲の広いものもあります。
キラキラ光ってはいますが、絵の輪郭線がハッキリしているので、ゴールドの輝きに絵が負けていません。
※ゴールデン・アールヌーボー:ゴールド仕様
大アルカナの解説:0~10の11枚
オーソドックスなライダーウェイトタロットを使ったことのある方なら、画像を見てすぐにピンとくるでしょうが、ゴールデン・アールヌーボー・タロットは、ライダー版タロットの基本を忠実に表現しています。
絵はまさにアールヌーボータロットのおしゃれなデザインですが、基本的な構成はライダー版タロットそのままなので、タロットが初めての方でも分かりやすいと思います。
力のカードは背景が全てゴールデン仕様なので、かなり輝いていて思わず目が行ってしまいます。
こうして並べて見ると、絵のタッチがハッキリしていて、色も鮮やかですごく見やすいですよね。
※左上から右下にかけて0から順番に並べてあります。
大アルカナの解説:11~21の11枚
画像ではイマイチ伝わりにくいですが、ゴールデン仕様なので、ところどころキラキラしていてすごくおしゃれです。
19番の太陽のカードは、ゴールドの輝きのおかげで、まさに太陽のカードという感じに仕上がっていますね。ゴールドに鮮やかな赤が映えます。
17番の星のタロットと、18番の月のタロットは、背景の青緑色の中にゴールドの模様が入っているのですが、大アルカナでこの色合いの背景はこの2枚のカードだけです。
これは夜空を表しているのでしょうか?並べて見ると綺麗な青緑色が際立ちますね。
※左上から右下にかけて11から順番に並べてあります。
ライダー版タロットの大アルカナについて
ゴールデン・アールヌーボー・タロットはライダー版なので、8番=力、11番=正義のカードです。
どちらもアールヌーボタロットーらしい、しなやかで凛々しく美しい女性が描かれています。
ライオンがカッコいいです。
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードの8と11
小アルカナの解説〈ワンド〉
続いては小アルカナ。こちらも、ワンド、コイン、ソード、カップそれぞれのスートごとに見ていきましょう。
それではまずはワンド(棒)のカードから。
◆ワンドのエース~10
ゴールデン・アールヌーボー・タロットでは、スートごとに絵のフレームの色が違うので、ぱっと見で何のスートかが分かりやすいです。
例えば下の画像のように、ワンドの場合はフレームが赤茶になっています。
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードのワンド 左上から1~10
◆ワンドのペイジ・ナイト・クイーン・キング
クイーンのカード(右から2番目)の足元に黒猫がいますよ!クイーンとキングの玉座がおしゃれですね~。
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードのワンドの絵札
小アルカナの解説〈ペンタクル〉
続いてはペンタクル(金貨)のカード。
ゴールデン・アールヌーボー・タロットでは、金貨に五芒星が描かれていますが、これは基本的なライダー版タロットと同じです。
◆ペンタクルのエース~10
カードの数に合わせてコインの数も増えていますが、頭に乗っていたり、実の代わりのようになっていたり、描かれ方が面白いですよね。
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードのペンタクル 左上から1~10
◆ペンタクルのペイジ・ナイト・クイーン・キング
ペンタクルの場合はクイーンの足元に兎がいますよ!
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードのペンタクルの絵札
小アルカナの解説〈ソード〉
ソードのカードは、先にご紹介した「タロット・アールヌーボー」と同じように、厳しい印象の絵が多いです。
アールヌーボータロットならではの美しさはありますが、まさに試練を表しているような絵ばかりです。
◆ソードのエース~10
ソードの3のカードは、従来のウェイト版同様に3本の剣がハートを貫いていて、インパクトがあります。
このカードはトラウマなど、深い悲しみを表すカードなので、まさに見た目の通りですね。
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードのソード 左上から1~10
◆ソードのペイジ・ナイト・クイーン・キング
ソードのカードでは、よく見ると背景に雲が描かれているものが多いのも特徴的です。ソードは風のエレメントですから、それを表現しているのでしょう。
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードのソードの絵札
小アルカナの解説〈カップ〉
最後はカップのカードです。
ここまで見ていてお気付きの方もいるかもしれませんが、ゴールデン・アールヌーボー・タロットは、小アルカナの方が全体的にゴールドの部分が多くキラキラしている気がします。
◆カップのエース~10
カップのカードは、全体的に平和な意味を持つものが多いです。
ですので、ソードのカードの後に見ると何となくほっとしますね。
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードのカップ 左上から1~10
◆カップのペイジ・ナイト・クイーン・キング
よく見るとクイーンの持つカップだけ、装飾的でおしゃれなデザインになっています。
※ゴールデン・アールヌーボー・タロットカードのカップの絵札
ゴールデン・アールヌーボー・タロットと基本的なライダー版タロットの比較
ゴールデン・アールヌーボー・タロットは、小アルカナも基本的なライダー版タロットを忠実に再現しています。
例えば下の画像は、左がライダーウェイト・タロット(RWS)で、右がゴールデン・アールヌーボー・タロットです。
それぞれのカップのナイトのカードを並べてみました。
細かな違いはありますが、騎士のカップの持ち方やカップの形、馬の脚の上げ方など、ほとんど同じ構成です。
※左はライダーウェイト・タロット、右はゴールデン・アールヌーボータロット
ゴールデン・アールヌーボー・タロットのおすすめポイント
「ゴールデン・アールヌーボー・タロット」は、クラシックなアールヌーボーデザインならではの、力強くも美しいデザインが魅力です。
ゴールドの輝きが、絵の美しさをより一層引き立てている、とてもおしゃれなタロットです。
基本的なライダーウェイトタロットを忠実に再現しているので、タロット占いが初めての方でも使いやすいのも、おすすめポイントです。
ライダー版タロットを基にした解説書を参考にすると、初めての方でもすんなり占いを始められますよ。
カードがキラキラ光るので、実際にスプレットを並べて見ると、なんともゴージャスです。ちょっと照明を落として、キャンドルの灯りで占ってみたくなります。
・正式名称:GOLDEN ART NOUVEAU TAROT
・カード仕様:ライダー版(ウェイト版)
・カード構成:大アルカナ22枚/小アルカナ56枚
・カードサイズ:120×66 [mm]
サイズの違うアールヌーボタロットの解説
タロットカードのサイズは、メーカーによって基準となるサイズがありますが、中には極端に小さかったり大きかったりするものもあります。
そんなサイズの違いについて、簡単に解説していきます。
サイズの違うタロットカードの比較
先にご紹介した、「タロット・アールヌーボ」と「ゴールデン・アールヌーボー・タロット」は、120×66 [mm]のスタンダードなサイズです。
ですが、タロット・アールヌーボーにはミニサイズとグランデサイズもあり、上の画像の真ん中がスタンダードなサイズのタロットカードです。
箱の大きさからも分かるように、結構サイズが違いますね。箱のデザインもそれぞれ違っていておしゃれです。
ちなみに、ゴールデン・アールヌーボー・タロットは今のところワンサイズのみです。
アールヌーボー・タロット:グランデサイズ
「アールヌーボー・タロット:グランデサイズ」は、カードの大きさが145×80[mm]と、その名の通りサイズが大き目です。
カードが大きい分、絵柄の細かい部分まで見やすいのですが、シャッフルするにはちょっと場所を取るので、広いスペースがあるほうが使いやすいかなと思います。
表の絵は通常のタロット・アールヌーボーと同じですが、裏面のデザインが違うようですね。
スタンダードなタロットとの1番の違いは、このグランデサイズのタロットは、22枚の大アルカナだけのカードデッキという点です。
大アルカナだけでもタロット占いはできるので、小アルカナを使わない人におすすめのカードです。
※アールヌーボー・タロットのグランデサイズ
・正式名称:ART NOUVEAU TAROT -GRAND TRUMPS-
・カード仕様:マルセイユ版
・カード構成:大アルカナ22枚
・カードサイズ:145×80 [mm]
タロット・アールヌーボー:ミニサイズ
「タロット・アールヌーボー:ミニサイズ」は、本当にかなり小さいです!思った以上に小さいと、よく言われるくらいに小さいです。
スタンダードサイズが120×66 [mm]なのに対して、ミニサイズは80×44[mm]なので、3分の2の大きさになっています。
個人的にはちっちゃくて可愛いと思うのですが、細かいところは見にくいかもしれません。
小さい分シャッフルするのに場所を取らないですし、持ち歩くにも邪魔にならないので、かさばるのが嫌な方や、小さくて可愛いものが好きな方にピッタリです。
※タロット・アールヌーボーのミニサイズ
・正式名称:ART NOUVEAU
・カード仕様:マルセイユ版
・カード構成:大アルカナ22枚/小アルカナ56枚
・カードサイズ:80×44 [mm]
アールヌーボータロットの魅力とは
アールヌーボータロットの魅力はなんと言っても絵の美しさ。その魅力が伝わるよう画像をたっぷり載せてご紹介しましたが、いかがでしたか?
全てのカードの画像を載せたので、楽しんでいただけていたら嬉しいです。
1度は手に取って見てほしいアールヌーボタロットカード
「タロット・アールヌーボー」も「ゴールデン・アールヌーボー・タロット」も、絵の雰囲気はそれぞれ違いますが、どちらも綺麗で魅力的です。
アールヌーボーらしい装飾的でおしゃれなデザインが、タロット占いをより美しく彩ってくれます。
カードのデザインにこだわりたい方や、タロットカードのコレクターの方は、ぜひ一度手にとってみてください。
この美しいカードを手にすれば、絶対、気に入ったいただけると思いますよ!
余談:カードの使い分け
ちなみに、私は占う内容によって、なんとなくカードを使い分けているのですが、アールヌーボータロットは恋愛について占う時によく使っています。
アールヌーボーだと、本当になんとな~くですが、恋愛に対して納得のいく答えが出やすい気がしています。
もちろん、私がそう感じているだけではありますが、よかったらぜひ試してみてくださいね。
きっとあなたも素敵な体験ができると思いますよ。
今回ご紹介したカード
なお、今回ご紹介したアールヌーボタロットは、こちらの4種類となります。
タロット・アールヌーボー ゴールデン・アールヌーボー・タロット アールヌーボー・タロット:グランデサイズ