こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらの記事では、ウェイト版のタロットカードの小アルカナ「カップ(聖杯)の2」について、詳しく解説していきます。
正位置や逆位置の意味はもちろん、仕事や恋愛相談で占ったときの解釈についても、紹介していきましょう。
なお、この記事はRWSタロットカードの絵柄をもとに、日本語解説書の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にして解説していきます。
カップの2の絵柄の意味
小アルカナのカップの2のカードは、2人の男女が聖杯を手にして、真剣な面持ちで、お互いの気持ちを確かめ合っている様子です。
それぞれの額に掲げられた月桂樹の冠は、二人の純粋な心持ちと、記念すべき出会いを、祝っているかのようです。
■正位置:ロマンス、甘い恋愛、パートナー
■逆位置:失恋、離縁、分裂
※画像参照:RWSタロットカード
カップの2は、お互いに愛し合う二人の男女が、気持ちを伝えあうかのように、寄り添っている姿として描かれています。
そのため正位置では、心躍るロマンスや、純粋な愛情の始まりを意味し 、逆位置では、恋の破綻や分裂が起きると解釈されるのです。
正位置と逆位置の意味
こちらではカップの2の、全般的な正位置と逆位置の意味を、詳しく紹介していきます。
正位置の意味
キーワード:ロマンス、甘い恋愛、パートナー、協調、誓い
カップの2は、ときめくような楽しい気持ちで、お互いの愛を確かめ合う、そんな二人の両思いである喜びを、意味するカードです。
そのため、このカードが開かれた時には、お互いに信頼し、協力し合えるような、パートナーが現れるとも解釈できます。
手に持ったカップで、これから二人だけの大切な時間を過ごそうとしている姿は、より一層二人の関係を、深めていこうとしているかのようです。
カップの2が正位置で開かれれば、物事は調和や協調などに向かいますが、その結果について、必ずしも保証されている訳ではありません。
このカードはあくまで、今の瞬間が両思いで、幸せな気持ちになることを意味しており、永続的に続くとは限らないのです。
逆位置の意味
キーワード:失恋、離縁、気持ちが冷める、分裂、不調和
逆位置でのカップの2は、熱していた気持ちが急速に冷めて、お互いの意見がかみ合わずに、分裂していくことを意味します。
そのため、協力関係にあった相手への不信感が芽生えたり、些細な意見の相違から、お互いの距離が開いていくと解釈できます。
逆位置になると、カップの中に溜められていた愛情が流れ出し、興ざめしてしまうような気持に襲われるので、その関係を維持するのは難しいでしょう。
また、協力し合う相手の気持ちを占った際に、このカードが逆位置で開かれるなら、相手に何かしらの下心があるとも読み取れます。
その二人の関係が冷めていく流れは、手を出してもすくい上げらるものではないので、冷静に対処することが必要だといえるでしょう。
仕事のタロット占いでの解釈
タロット占いで仕事について占った際の、カップの2の正位置と逆位置の解釈について解説します。
仕事を占った際の正位置の意味
キーワード:契約成立、ビジネスパートナーの登場、協力による相乗効果、Win-Win
仕事に関する占いで、カップの2のカードが正位置で開かれると、契約が成立したり、ビジネスパートナーを得ることを意味します。
社内の人間関係に関して占えば、職場が協調へと向かうと解釈できますし、仕事の相手先なら、契約が成立するとも解釈できます。
このカップの2が、ビジネスで正位置で開かれたときには、Win-Winの関係を意識して進めば、物事がスムーズに流れていくでしょう。
また、他者との協力よる、相乗効果なども期待できるので、ビジネスの信頼関係を、深め合うように進めるのがポイントです。
仕事を占った際の逆位置の意味
キーワード:契約の破断、プロジェクトの決裂、意見の相違、利害の不一致
仕事をテーマにした占いで、カップの2が逆位置で開かれると、仕事を進めていく上での意見の相違など、ひずみが出始めることを意味します。
このカードが逆位置になると、人間関係での対立が起き、お互いに受け入れられない問題に直面するなど、途端に関係が崩れていくと解釈できます。
ですから、営業やプロジェクトなどでも、利害の不一致による破断や、関係の解消などが起こりやすく、互いの熱意が冷めていくのを感じるでしょう。
その流れに闇雲に逆らうよりも、次のチャンスを求めて気持ちを入れ替えるなど、一旦手放す方がスムーズに物事が進むようです。
恋愛のタロット占いでの解釈
タロット占いで恋愛について占った際の、カップの2の正位置と逆位置の解釈について解説します。
恋愛占いでの正位置の意味
キーワード:甘い恋愛、婚約、結婚、恋人の登場
恋愛をテーマに占った際に、カップの2が正位置で開かれたなら、お互いの気持ちが通じ合うなど、喜びの時が訪れる可能性が高いことを意味します。
二人の関係は、これまでの付き合いから、一歩深まるかのように、進展し易い時期に来ており、期が熟したともいえるタイミングだと解釈できます。
ですから、婚約や結婚など関係を深めるためには、吉といえますし、片思いの相手への告白なども、チャンスが来ていると捉えて下さい。
キーワードは、強引に進めるのではなく、お互いに協力し合う関係を築くことで、自然と関係が深まっていくという点です。
恋愛占いでの逆位置の意味
キーワード:失恋、仲たがい、下心がある関係、価値観の不一致
恋愛をテーマに占ったときに、このカップの2が逆位置に開かれると、二人の関係は急速に冷めていくことを意味します。
このカップの2の逆位置は、価値観の不一致など、些細なことが切っ掛けで、相手に対して幻滅し、呆れてしまうと解釈できます。
もし、片思いの相手がいるのであれば、その相手の何気ない言動や仕草で、一気に恋心が冷めてしまうことにも成り兼ねません。
また、相手の気持ちを占った際には、明らかに相手の気持ちが冷めており、心ここにあらずになっているといえるでしょう。
カップの2のまとめ
タロットカードの小アルカナ「カップの2」は、相手との関係が1段深まり、心から喜びを感じることを意味するカードです。
カードの意味を解釈する際のポイント
カップの2のカードは、大アルカナの恋人のカードの様に、恋に落ちる二人の、ウキウキするような気持を意味するカードです。
その違いを述べるなら、このカードには関係性を深めるとか、協力し合うという意味も含まれるので、結婚や婚約などの、具体的な変化が伴う可能性が高いと言えるでしょう。
また逆位置では、お互いの意見の不一致により、諦めや幻滅などの気持ちに駆られなど、気持ちが冷めていくことで、別れへと繋がります。
ですから、不倫や不誠実な恋愛へと落ちるのではなく、単に二人の心が離れていくと、解釈できるのです。
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特にタロットの歴史を知ることは、正位置や逆位置の解釈が生まれた経緯を知ることもでき、占いへの神秘性を高めてくれるので、さらにタロット占いが楽しくなるでしょう。
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