こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
こちらの記事では、ウェイト版のタロットカードの小アルカナ「ワンド（棒）の４」について、詳しく解説していきます。
正位置や逆位置の意味はもちろん、仕事や恋愛相談で占ったときの解釈についても、紹介していきましょう。
なお、この記事はRWSタロットカードの絵柄をもとに、日本語解説書の「続・はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にして解説していきます。
ワンドの４の絵柄の意味
ワンドの４は、シッカリと地面に固定された棒に、花飾りがつけられ、その奥では二人の女性が、花束を手に私たちを出迎えている姿が描かれています。
カード全体の雰囲気は、まるで祝宴に招いているかのような、明るい雰囲気で包まれ、そんな喜びの訪れを感じさせるものです。
■正位置：平和な休息時間
■逆位置：つかの間の休息
※画像参照：RWSタロットカード
ワンドの４のカードは「平和」を意味し、主人公としての存在が描かれず、２人の女性がこちらを向いていることから、あなたを待ち受ける現実という解釈が強まります。
このカードは正位置でも逆位置でも同じ、平和な時間の到来を意味しますが、逆位置ではそれがつかの間の安息とも言える、短いものと解釈すると良いでしょう。
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正位置と逆位置の意味
こちらではワンドの４の、全般的な正位置と逆位置の意味を、詳しく解説していきます。
正位置の意味
キーワード：平和、仕事の完成、休息、祝宴、調和、問題の解消
ワンドの４は、お祝いや平和、調和など心の安息を意味しており、仕事やプライベートでも一区切りがつき、一定の休息を得られることを表します。
このカードが正位置で開かれたなら、忙しさや不安で落ち着かなかった現実に、ようやく一息つける、そんな気持ちになれる時がくると受け止めて下さい。
そのため、このカードは旅からの帰還や、争いの終結が来るとも解釈できます。現実的な平和と安定を得られると考えて良いでしょう。
４本の棒がシッカリと固定され、その上に美しい花飾りが掲げられているのは、これまでの経験が認められて、祝杯が挙げられることを意味しています。
ワンドの４は、あくまで「精神的な安息」としての側面が強いので、現実で成果を得るというよりも、1つの問題が解消されると解釈した方が適当です。
正位置では、肩の荷が下りた状況や嬉しい出来事など、精神的な安心と喜びを表します。
逆位置の意味
キーワード：一次的な平和、つかの間の休息、停戦
ワンドの４のカードが逆位置で開かれると、得られる安息があくまで一時的なものである、という意味が強まります。
このカードは正位置でも逆位置でも、同じ安息や平和、調和を表しますが、逆位置ではその平和が、あくまでつかの間の休息であり、完全には気持ちが休めないものだと解釈しましょう。
タロットカードの逆位置は、全体的に不安定でアンバランスな構図となるので、このワンドの４も、良いカードではあるものの、多少なりともその影響を受けることとなります。
特に逆位置で開かれた時には、これまでの現実でかなり疲弊しているともいえますから、その点に注意すれば、抱えている問題が易々と解消できないものであることも、おのずと解ってくるでしょう。
短期間の安息ではあるものの、少なからず休めるわけですから、逆位置でも良いカードだとはいえます。ただ根本的な問題は、以前として解消していないことを、心して置いてください。
逆位置では、問題は簡単には解決しないので、現状に喜びを探している状況、とも読むことができます。
仕事のタロット占いでの解釈
タロット占いで仕事について占った際の、ワンドの４の正位置と逆位置の解釈について解説します。
仕事を占った際の正位置の意味
キーワード：仕事の完成、プロジェクトの完了、清算、休暇、計画の達成
仕事に関する占いで、ワンドの４のカードが正位置で開かれると、それはプロジェクトの完了など一定の成果を得ることを意味します。
この場合の成果とは、計画が終了して休暇を得られるとか、問題が解決して一息つける。そのレベルのものですから、昇進や昇給が伴うものではないと解釈できます。
大きなプロジェクトや問題であればあるほど、それを終えたときの達成感や、開放感も大きいものとなり、肩の荷が下りたような、そんな気持ちになるでしょう。
このワンドの４の休息や調和は、あくまで次のステップへ進むための休息ですから、これが大きな現実の変化には繋がりにくいと捉えて下さい。
正位置では、問題が無くなり肩の荷が下りることを示します。目標は達成しますが、収入や昇進などの現実的な喜びではなく、精神的な安心や喜びを表します。
仕事を占った際の逆位置の意味
キーワード：一次的な問題の解消、短期計画の完了、日々のノルマの達成、短期休暇
仕事をテーマにした占いで、ワンドの４のカードが逆位置で開かれると、短期の計画の達成やノルマの達成など、一時的なハードルを越えることを意味ます。
このカードが逆位置で開かれたときの解釈のポイントは、根本的な問題は解消していないが、一時的に問題が軽くなることです。
ですから、場合によっては毎月のノルマの達成のように、達成と同時に次のノルマが目前にあるような、そんな中途半端な解放感を味わうと考えて下さい。
その意味では、終わりのない仕事に追われ続け、疲弊している中で、一時の休息を得るような、そんな儚いものといえるでしょう。
逆位置では、目標達成後も一時的な満足感しか得られないことを暗示します。
恋愛のタロット占いでの解釈
タロット占いで恋愛について占った際の、ワンドの４の正位置と逆位置の解釈について解説します。
恋愛占いでの正位置の意味
キーワード：出会い、婚約、お祝い事、家庭円満、夫婦関係の改善
恋愛や異性関係をテーマに占った際に、ワンドの４が開かれたなら、それは何らかの良い進展が得られると解釈します。
すでに恋人が居るなら、婚約や結婚の時期が決まるなどの進展が見込まれ、まだ相手を募集中なら、新たな出会いが訪れることを意味すると考えましょう。
ですから夫婦関係や不倫の問題について、このワンドの４が開かれたときにも、あなたとって良い形での調和や平和が訪れると、受け止められます。
このカードの調和や平和は、周囲の人たちからも歓迎されるものですから、安心してその平和を楽しみましょう。
正位置では、この恋愛が順調に進み、精神的な喜びや安心感を得られることを意味します。
恋愛占いでの逆位置の意味
キーワード：つかの間の喜び、一方的な片思い、中途半端な和解、仲直り
恋愛をテーマに占ったときに、このワンドの４のカードが、逆位置に開かれると、異性関係がどっちつかずの中途半端な形で収まることを意味します。
もしあなたが恋人募集中なら、心がときめくような相手との出会いがあるかもしれません。ですがそれは、一方的な片思いで終わる可能性が高いと考えられます。
恋人や夫婦関係など、二人の間で問題が起きていれば、それは一時的に収まるるものの、やはり根本的には解決していないと解釈してください。
ワンドの４は、良い知らせではあるものの、逆位置だとどこかスッキリしない、そんな状態が続きやすいので、その点を注意してカードを読み解いていきましょう。
逆位置では、状況は悪くないものの、いまひとつしっくりこない状態を暗示します。
ワンドの４のまとめ
タロットカードの小アルカナ「ワンドの４」は、一時的な休息を表すカードで、これまでの現状に、良い形で一区切りがつくことを意味します。
カードの意味を解釈する際のポイント
ワンドの４のカードは正位置でも逆位置でも、現状の問題に一息つけることに変わりはありません。
ですが逆位置だとそれがつかの間で、根本的な問題は解消しない、逆に有耶無耶になるような、そんなどっちつかずのひと時を過ごすこととなります。
ですが正位置なら、周りからのお祝いを受け、達成感を感じるような、そんな良い意味が強調されるので、一定の結果が得られるカードだと考えて下さい。
特に出産や試験などのように、目的が明確で、結果によって周りがお祝いしてくれることなら、さらにそのパワーは強まると解釈できます。
ポイントは、成功や収穫というよりも、完了や達成による喜びという意味が強いということです。
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それでは最後にタロットカード関連の記事を紹介します。初心者向けの紹介記事になりますので、気なるものをチェックしてみてください。
特にタロットの歴史を知ることは、正位置や逆位置の解釈が生まれた経緯を知ることもでき、占いへの神秘性を高めてくれるので、さらにタロット占いが楽しくなるでしょう。
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