こんにちは。タロットファン.jp 大竹です。
今回は22枚の大アルカナを使って、「イエス」か「ノー」かで答えを出すイエスノー占いについて、やり方や正位置・逆位置ごとの意味の解釈など、詳しく解説していきます。
このイエスノー占いは、やり方がとてもシンプルなので、タロットを始めたばかりの方でも簡単に占うことができる方法です。
タロットカードに慣れる練習としても、カードが持つ意味を覚えていくためにも役立ちますので、ぜひ挑戦してみてください。
■すぐに意味を知りたい方は、こちらをクリックして、戻るボタンでここに戻れば便利です。
0愚者、1魔術師、2女教皇、3女帝、4皇帝、5教皇、6恋人、7戦車、8力、9隠者、10運命の輪、11正義、12吊るされた男、13死神、14節制、15悪魔、16塔、17星、18月、19太陽、20審配、21世界
イエスノー占いのやり方とは
まずは、イエスノー占いのやり方や占う内容など、基本的なことについてまとめていきます。
どんなことが占えるの?
基本的にこの占い方は、イエスかノーで答えが出る内容であれば、どんな内容でも占えます。
例えば、「告白するべき?」「今引越しをしてもいい?」「楽しい旅行になる?」「この企画はうまくいく?」などなど。
自分の行動に疑問を持ったときや、悩みや迷いがあるときに、パッと引いてみると良いでしょう。
ストレートな回答を得られるとともに、カードの意味を見れば、その質問へのアドバイスとしても役立つ占い方です。
基本的なやり方(ワンオラクル)
イエスノー占いのやり方は、基本的には1枚のカードで占うワンオラクルで占います。
5枚のカードを引いて判断する方法もありますが、ちょっと複雑になるので、今回は1枚での占い方を紹介していきますね。
ちなみにワンオラクルのやり方の詳細については、こちらの「タロット占いワンオラクルの簡単なやり方<仕事や恋愛の占い実例>」を参考にしてください。
それでは、具体的なやり方ですが、まず占いたい内容を決め、それを心の中で繰り返しながら、タロットカードをシャッフルしていきます。
十分に混ざったら、カードを裏返したまま、横1列、もしくは扇形に広げ、その中から気になる1枚を抜き出し、その後は選んだカードの意味を見ていくだけです。
※イエスノー占いのやり方
カードの解釈の仕方
解釈の仕方は、基本的には通常のタロット占いと同じで、引いたカードの意味で見ていきます。
それぞれのカードが持つ意味をもとに、正位置や逆位置も含めて解釈していくので、単にイエスかノーかという結果だけでなく、もう少し具体的に結果を読み取ることができるのです。
ただ、この方法以外にも、もっとシンプルにイエスかノーかだけ見ていく方法もあります。
その場合は、引いたカードの意味に関係なく、正位置ならイエス、逆位置ならノーというように、イエスかノーかだけで結果が出るので、とても簡単です。
どちらのやり方が良い、とか、どちらが正しい、ということでは無いので、その時の気分や占いたい内容によって、ケースバイケースで自分に合ったやり方を試してみてくださいね。
大アルカナ0~10のイエスノーの解釈
それでは、タロットカードの大アルカナ0番から順に、正位置、逆位置の場合のイエスノーと、それぞれの意味をまとめていきます。
ただ、ハッキリとイエスかノーで断言しにくいものもあるので、そういう物には(△)を付けて置きますね。占う際の参考にしてみてください。
0:愚者
※タロットカード 愚者の正位置と逆位置
■正位置:ノー(△)
愚者のカードは、始まり、楽観、自由などを表すカードです。
そのため、今はまだ何も状況が定まっておらず、これから先イエスノーどちらに転んでもおかしくないと考えられます。
まだ判断できる時期ではないため、今の時点でイエスかノーか言うのなら、ノーに近いのですが、決断にはもう少し動きを見る必要があるでしょう。
■逆位置:ノー
愚者の逆位置では、楽観的で自由な部分がネガティブな意味を持って表れます。
無計画でその場しのぎになってしまったり、自分の感情だけで行動してしまい、空回りになってしまう可能性も。
まずは落ち着いて、しっかりと現状を見ることが大切と言えるでしょう。
1:魔術師
※タロットカード 魔術師の正位置と逆位置
■正位置:イエス
魔術師のカードは、新しいスタートやチャレンジする意欲を表す、可能性に満ちたカードです。
何かを始めたり、経験や技術を磨くいいチャンスであるとも解釈できます。
自分自身の力で結果に向かっていけるカードなので、自信を持つことも一つのポイントです。
■逆位置:ノー(△)
魔術師が逆位置で開かれると、考えがまとまらず、スランプのような感覚になったり、消極的になり、周囲に流されやすくなる可能性を表します。
自信やパワーが落ち込んでしまっている状態で、なんとなく上手くいかないと感じるかもしれません。
ですが、まだそこまで酷い状況では無いので、まずはシンプルに、自分の目指す形や結果について、考えてみましょう。
2:女教皇
※タロットカード 女教皇の正位置と逆位置
■正位置:イエス
女教皇は、穏やかで静かな安心感や、精神的な豊かさを表しているので、イエスノーで言うならイエスと言えるでしょう。
理性的で聡明な女性を表すカードなので、落ち着いてじっくり考えることで、良い結果を導き出すことができそうです。
ただし、じっと座っている姿が現すとおり、行動力を伴わないカードなので、「行動するべきか?」という質問に対しては、行動せずにいる方がいいとも解釈できます。
■逆位置:ノー(△)
女教皇が逆位置になると、冷静さを失って感情的になったり、我儘な面が出てきてしまいます。
忙しくてリラックスできていない状態や、気持ちが満たされない不安感など、余裕の無さを表しているかもしれません。
本来、知的でシッカリとしている分、余裕がなくなると周りに対して冷たい態度を取ることもありますので、思い当たる時には注意が必要です。
3:女帝
※タロットカード 女帝の正位置と逆位置
■正位置:イエス
女帝の正位置は、豊かさや満足感、愛情などを象徴するカードです。
精神的にも物質的にも満たされた状態や、実りという意味も持っているので、頑張ってきた結果が出るとも解釈できるでしょう。
とくに恋愛や夫婦関係について占ったなら、満たされた良い関係や、満足のいく状態が訪れることを表しています。
■逆位置:ノー
女帝が逆位置になると、我儘になったり、感情に流されやすい一面を持ちます。
その時の気分のままに行動してしまうと、後悔する結果になるかもしれません。また、食べ過ぎや買いすぎなど、浪費にも注意が必要です。
いずれにしても、すぐに行動せず、一呼吸おいてから決めるか、時には誰かに相談して意見を聞くことも大切です。
4:皇帝
※タロットカード 皇帝の正位置と逆位置
■正位置:イエス
成功、達成を表す皇帝のカードが正位置で出た場合、イエスノーの答えはイエスだと言えるでしょう。
特に、社会的・現実的な面での良い結果を表す意味があるので、仕事などについて占った場合、良い後押しになってくれるカードです。
皇帝のカードは、自分の力で成し遂げるカードなので、自ら行動することが大切です。
■逆位置:ノー
逆位置では、皇帝の持つ男性的な力強さがネガティブに表れ、自己中心的で横暴な側面が出てきてしまいます。
また、自分の能力を過信することで、他人を見下す言動をしたり、慢心して足元が崩れてしまうとも解釈できるのです。
周囲を省みない行動で信頼を失ってしまう、という意味もあるので注意しましょう。
5:教皇
※タロットカード 教皇の正位置と逆位置
■正位置:イエス
広い慈愛の心を持つ教皇のカードが出ている場合、答えはイエスと言えるでしょう。
全てに対して公平で、優しく穏やかな教皇のように、現状に対して、広い視野と協調性を持って判断するべきと考えられます。
もしくは、誰かの手助けがあるとも解釈できるので、困ったときには誰かに頼るのも良いでしょう。
■逆位置:ノー(△)
逆位置では、広い心が閉ざされた状態になるため、イエスノーで言うならノーに近いと言えます。
頑固で人の意見を聞かない、周りが見えない、人に手を貸すのが嫌になるなど、思い当たることがあれば注意が必要です。
今は何事も、周囲の様子に気を配りながら、慎重に進めていきましょう。
6:恋人
※タロットカード 恋人の正位置と逆位置
■正位置:イエス
恋人のカードは、まさに付き合いたての恋人たちのような、キラキラとした楽しい気持ちを表しています。
特に恋愛について占ったなら、嬉しい進展があるかもしれません。
また、恋愛以外の場面でも、ウキウキした楽しい気持ちになる、ということを表しています。
■逆位置:ノー
恋人が逆位置になると、飽きっぽくルーズな気持ちが出てきてしまいます。
恋愛面では、不誠実な関係や、感情に流された軽い関係、または恋人との距離が離れていく、ということを意味する場合も。
恋愛以外でも、ルーズになりやすいので、誠実さを忘れないように過ごしましょう。
7:戦車
※タロットカード 戦車の正位置と逆位置
■正位置:イエス
力強く走る戦車のカードのように、一直線に目標に向かって行きましょう。
また、今の状況が、思っているよりもスピーディーに動いていく、ということを表している場合もあります。
自分で行動する必要がある事なら、勢いを持って、早めに進めていく方がいいでしょう。
■逆位置:ノー
逆位置では、戦車の持つ行動力が、暴走してしまうことを意味しています。
急ぐ気持ちが出て来たり、好戦的になりやすくもあるので、自身のコントロールを失わないよう、注意してください。
行動が空回りしやすい時なので、無理に進めようとせず、様子を見て判断する必要がありそうです。
8:力
※タロットカード 力の正位置と逆位置
■正位置:イエス
パワフルな力のカードが正位置で出た場合、イエスノーで言うなら力強いイエスと言えるでしょう。
ただし、勢いよく進んでいく戦車のカードとは違い、力のカードでは、一歩ずつ確実に進んでいくイメージのため、結果がでるまでに時間がかかる事もあります。
そのため、やろうと思ったことはしっかりやり遂げること、また、自分自身で成し遂げるという強い意思を持つことがポイントです。
■逆位置:ノー
力のカードが逆位置になると、そのパワフルさが一気に反転してしまいます。
頑張りすぎて力尽きてしまっている状態や、自信ややる気が無くなっている状態、もしくは、人に頼りっきりになっている状況を表しているかもしれません。
このカードが出た場合、まずはしっかりと、自分の気持ちを立て直すことが必要になるでしょう。
この力のカードは、マルセイユ版のタロットカードでは、11番の大アルカナカードとなります。
9:隠者
※タロットカード 隠者の正位置と逆位置
■正位置:ノー(△)
隠者のカードは、精神的、内面的な事柄を表す、思慮深いカードです。
そのため、行動をともなう質問に対してこのカードが出たのなら、今は行動せず慎重に考えるべきだと判断できます。
隠者のカードが出た場合、誰かに相談するのではなく、自分で自分の気持ちをしっかりと決めるための内観が必要だと言えるでしょう。
■逆位置:ノー(△)
隠者のカードが逆位置で出た場合、イエスノーの答えは、現時点ではノーになります。
思慮深い隠者が逆位置になると、閉鎖的、消極的な意味を持ち、例えば、対人関係では壁を作ってしまっているような状態を表しています。
まずは、その状態を変えるために、外に出たり、人の話を聞いたりして、閉じてる状態を開いていくことから始めてみてください。
10:運命の輪
※タロットカード 運命の輪の正位置と逆位置
■正位置:イエス
運命の輪は、チャンスの訪れを表すカードです。そのため、良い流れがやってくる、良いタイミングであると解釈できます。
ただし、運命の輪は常に回り続けているため、タイミングを逃すと、チャンスはあっという間に流れて行ってしまいます。
しっかりチャンスを掴めるよう、今だ!と思ったらすぐに行動できるよう、意識しておきましょう。
■逆位置:ノー
逆位置になると、今はその時ではなく、もしかすると、何かトラブルやアクシデントが起こる可能性があることも表します。
ですが、先にも書いた通り、運命の輪は回っていますから、このカードの表す悪い状況というのは、一時的なものなのです。
ですから、今は何もせず、じっと時間が過ぎるのを待つ方がいいでしょう。
大アルカナ11~21のイエスノーの解釈
続けて、残り半分の大アルカナ11番~21番まで、一気にまとめて見ていきましょう。
11:正義
※タロットカード 正義の正位置と逆位置
■正位置:イエス
バランスや平等、正しさを表す正義のカードが正位置で出ているので、答えはイエスと言えるでしょう。
決断や行動についてこのカードが出たのなら、正しい決断であると受け取れますし、または、感情で動かず冷静に現実的に判断し、行動するべきとも解釈できます。
ただし、あまり感情が伴わないカードなので、相手の気持ちなどで出た場合は、あまり情熱的な感情はない、と言えるかもしれません。
■逆位置:ノー(△)
逆位置になると、天秤のバランスが崩れ、公正さが失われている状態を表します。
イエスノーどちらに転ぶか分からないとも読めるので、決断や行動についてこのカードが出たのなら、今は答えを出さない方が良いと解釈できるでしょう。
また、冷静さを失い、悪い部分にばかり目が行ってしまったり、感情的になりやすくなるので、注意が必要です。
この正義のカードは、マルセイユ版のタロットカードでは、8番の大アルカナカードとなります。
12:吊るされた男
※タロットカード 吊るされた男の正位置と逆位置
■正位置:ノー(△)
吊るされた男のカードの場合は、正位置でも、どちらかというと答えはノーです。
このカードは、自己の成長や努力が報われることを表していますが、それには試練や困難を乗り越える必要があります。
そのため、これから困難が訪れる、もしくはすでに訪れていることを意味し、その結果として報われるのですが、それはまだ先に事であると解釈できるのです。
■逆位置:ノー
吊られた男が逆位置になると、徒労に終わる努力、自暴自棄など、うまくいかない状態を表します。
報われない苦労をするはめになったり、今進んでいる方向が間違っている可能性もあるでしょう。
また、気持ちが投げやりになるという意味もあるので、一度立ち止まって、状況を振り返り、進むべき方向を見直してみましょう。
13:死神
※タロットカード 死神の正位置と逆位置
■正位置:ノー
死神のカードの正位置は、まさに死神のイメージ通り、終わりや別れを意味しています。
この終わりというのは、自分ではどうすることもできない流れであり、強制的な力を持つものです。
ただ、雨で中止になるなど、日常的に起こりうるような出来事も表しているので、必ずしも深刻な出来事という訳ではありません。
■逆位置:イエス
死神の逆位置は、一度終わった物が再スタートしたり、新たな始まりや新展開を表しています。
終わりの後の再生を意味し、逆位置の方がポジティブなイメージがあるため、イエスノーで言うなら答えはイエスです。
逆位置の場合でも、自分ではどうすることもできない流れとして訪れるので、流れに身を任せることで、新しい展開に繋がる可能性が開けていくでしょう。
14:節制
※タロットカード 節制の正位置と逆位置
■正位置:イエス
循環やバランスを意味する節制のカードが正位置で出た場合、物事が順調に運ぶことや、安定していることを意味しています。
ただし、力強くパワフルに進めようとすると、バランスが崩れてしまうこともあるので、注意が必要です。
秩序や協調性も守って、穏やかに進めていくことを意識してみましょう。
■逆位置:ノー
節制が逆位置になると、うまく噛み合わない状態や、バランスが崩れている状態であることを意味しています。
衝動的、主張しすぎるなどのキーワードにも、注意が必要になりそうです。
協力し合うことや、バランスを保ち安定させることを大切にし、無理に動かさないよう意識してみてください。
15:悪魔
※タロットカード 悪魔の正位置と逆位置
■正位置:ノー
悪魔の正位置は、誘惑、堕落、束縛などを意味し、そんな状態から抜け出せない様子を表すカードです。
ただし、この場合に示している問題点は、否定的な感情を持ちやすくなったり、甘い誘惑に乗ってしまう、自分自身の心に原因があると、悪魔のカードが教えてくれています。
悪い状況に陥らないよう、しっかりと自分を律する必要が在るようです。
■逆位置:イエス
悪魔の逆位置は、誘惑に負け、堕落から抜け出せずにいた状態に、変化が起こり始めることを伝えるカードです。
ただしこの場合、待っていれば変化が起きるのではなく、現状を変えようとする、自分自身の意思が大切になります。
現状を変えるため、覚悟を決めて立ち上がることで、新たなスタートを切ることができるでしょう。
16:塔
※タロットカード 塔の正位置と逆位置
■正位置:ノー
塔のカードは、崩壊や災難など、タロットカードの中でも、特にネガティブなイメージを持つカードです。
予期せぬハプニングやトラブル、思わぬ障害が立ち塞がることを表している場合もあります。
このままでは良い結果にはならないことを示しているので、他の方法を考えるか、対策のカードを引いてみるのも良いでしょう。
■逆位置:ノー
塔のカードは逆位置でもネガティブな意味合いが強く、逆位置の場合にも、イエスノーの答えはノーとなります。
正位置では一気に崩壊する様を表しますが、逆位置では、崩壊する一歩手前の危うい状態、または不安定さや緊張感が続いている様子を表しています。
この不安定さは長く続いてしまう可能性もあるので、この場合にも、他の方法を取るか、対策のカードを引いてみると良いでしょう。
17:星
※タロットカード 星の正位置と逆位置
■正位置:イエス
星の正位置は、夢、希望、直感など、喜びや閃き、チャンスの到来を意味するカードです。
流れ星を見つけた時のような、パッと煌めく喜びのイメージで、明るい気持ちになる出来事が起こったり、ハッとする閃きがあるかもしれません。
星のカードは精神的な面が強いので、現実的に何かを手にする、というよりは、精神的に喜ばしい出来事が起こるといえそうです。
■逆位置:ノー
星の逆位置は、正位置で持っていたキラキラした気持ちを失う様子を表しています。
たとえば、理想が崩れて現実が突き付けられたり、望んでいた状況にならずガッカリするかもしれません。
また、カードを逆にすると、上から水が流れる構図になることから、雨が降る、涙を流す、と解釈することもできます。
18:月
※タロットカード 月の正位置と逆位置
■正位置:ノー(△)
月のカードの正位置は、不安や迷い、誤解など、精神的な面での不安定さを表しています。
雲がかかっているような状態なので、気持ちがパッとせず、気が乗らない時には無理をしない方が良さそうです。
ただ、現時点ではイエスノーの答えがハッキリしていない可能性もあるので、今は静かに状況を見守り、変化があったらまた占ってみると、違う答えが出るかもしれません。
■逆位置:イエス
正位置では雲がかかっていましたが、逆位置になると、雲が晴れて明るくハッキリしていく様子を表します。
気持ちの安定、不安や誤解の解消など、精神的にスッキリと軽くなることを意味しているのです。
心が晴れ、視界がクリアになることで、今まで気付かなかった新しい発見があるかもしれません。
19:太陽
※タロットカード 太陽の正位置と逆位置
■正位置:イエス
輝く太陽と無邪気に喜ぶ子供のように、エネルギッシュな明るい気持ちを表しています。
太陽のカードは精神性の高いカードなので、物質的に何かを得るというよりは、精神的な喜びや充足感を得られると解釈できるでしょう。
タロットの中で、精神面の喜びが特に強いカードなので、いずれにしろ、明るい展開が訪れそうです。
■逆位置:ノー
太陽が沈んで夜になっていくように、パワーが無くなる、気持ちが落ち込むなど、精神的な面での不調を表すカードです。
燃え尽き症候群のように、頑張りすぎて終わった後に一気に気力がなくなる、ということも考えられます。
気力が落ちてしまうことを意味するカードなので、このカードが逆位置で出た場合、無理は禁物です。
20:審判
※タロットカード 審判の正位置と逆位置
■正位置:イエス
審判の正位置は、良い意味での大きな状況の変化を意味するカードです。
カードには、大天使によって、復活や再生、または過去の清算など、もう一度チャンスが与えられ、蘇る死者の様子が描かれています。
まさに天からの祝福のように、明るい光が差すことを表しているので、イエスノーの答えは、ハッキリとしたイエスと言えるでしょう。
■逆位置:ノー
審判の逆位置では、一転してネガティブで厳しいイメージを持ちます。
ごまかしていた不調のしわ寄せがくる、隠していたことが明るみになり罰を受けるなど、厳しい結果が訪れると解釈できるでしょう。
ただしこの場合、今までの自らの行いに対して審判が下る、という意味なので、どんな結果でもしっかり受け止める、という気持ちで向き合うことが大切です。
21:世界
※タロットカード 世界の正位置と逆位置
■正位置:イエス
大アルカナの一番最後になる世界のカードには、完成された世界という意味があり、満たされた安心感や心地よさがあります。
周囲の人たちの助けがある、目標を達成する、また、完了や完成という意味もあるので、何かを終わらせ達成感が得られるとも解釈できるでしょう。
世界のカードは精神性が強いため、物質的に何かを得ると言うよりは、心が満たされた満足感を表しています。
■逆位置:ノー(△)
世界のカードが逆位置になると、未完成で達成できずにいる様子を表します。
気持ちが低迷してやる気がでない、頑張っても思うように進まないなど、物事が停滞し安定しない状態と解釈できるでしょう。
ただしそれは、塔のカードのように、極端に厳しい状況を表しているのではなく、あくまで、まだ完成していないという意味になります。
イエスノー占いのまとめ
以上で、22枚の大アルカナのYesNoの解釈について、まとめ終わりましたが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに今回は、世界中の人気のライダー版タロットカードRWSを、参考画像として使用しています。
イエスノー占いは簡単にできる
イエスノー占いは、ちょっと気になることがあるとき、時間があまりない時でも、簡単にパッと占うことができます。
いつもタロットカードを使っている人はもちろん、まだ始めたばかりの方にも、タロット占いに慣れるための練習として、やってみるのもおすすめですよ。
また、先にも記載しましたが、イエスノー占いのやり方は、カードの意味で読み取っていく方法、シンプルに正位置がYes、逆位置がNoで見る方法など、たくさんあります。
どれが正解という事ではないので、自分のやりやすいやり方を試してみてくださいね。
タロットカードの解釈について
今回ご紹介した解釈の内容は、「はじめての人のためのらくらくタロット入門」を参考にしながら、私なりに解釈した内容を記載しました。
タロット占いは、カードを見てどう感じるか、その直感をとても大切にします。
そのため、そのときの感覚によっては、本来カードが持っている意味とは、解釈の仕方がまったく変わることもあるのです。
今回記載した内容は、あくまで一例として、自分の直感を活かした解釈をしてみてくださいね。