こんにちは。タロットファン.jp 井上です。
数あるゴールデンタロットカードの中で、1番人気なのはこちらの「ゴールデン・ユニバーサル・タロット」です。
このカードは、縁取りが漆黒で、絵柄にゴールドのコーティングがされているので、とても高級感があるおしゃれなカードです。
今回はそんなゴールデン・ユニバーサル・タロットカードに付いて、写真付きで詳しく紹介して行きましょう。
金色のコーティング部分が写真に写るように、少し頑張ってみますので最後までぜひご覧ください。
※初心者でも安心のゴールデン・ユニバーサル・タロットのセットです。
ゴールデン・ユニバーサル・タロットとは
まずは、このゴールデン・ユニバーサル・タロットが、どんなカードデッキなのか、その点から詳しく紹介しましょう。
カードの構成や仕様についてもお話ししますので、初めてこのカードをご覧になる方は、飛ばさずにご覧ください。
ゴールデン・ユニバーサル・タロットの由来
そもそも、「ゴールデン・ユニバーサル・タロット」とは、こちらの「ユニバーサル・タロット」の高級版として登場したカードデッキです。
もともとユニバーサル(universal)には、以下のような意味があるように、世界標準ともいえるタロットカードを目指したデッキだといえます。
そんなタロットカードの縁取りを黒色で統一し、絵柄に金色のコーティングが施されたのが、ゴールデン・ユニバーサル・タロットカードです。
ユニバーサルとは
①宇宙に関連するさま。また、世界にわたるさま。 「 -な視野に立つ」
②すべてのものに共通しているさま。普遍的。一般的。 「世界の言語に-な現象」
weblio辞書引用:ユニバーサル(universal)
製造元のメーカーとデザインついて
このゴールデン・ユニバーサル・タロットも、ユニバーサルタロット同様に、北イタリアのロ・スカラベオ社にて製造されています。
そもそもカードの絵柄も、従来のユニバーサル・タロットの絵柄をそのまま使用していますから、ある意味当然だといるでしょう。
ユニバーサルとのデザインの違いは、裏面の柄を変えて、カードの縁を黒色で統一し、ゴールドのコーティングをしているぐらいです。
ただ、その金色と黒のコントラストが、なんとも美しく映えるカードデッキになっています。
※金色と黒が美しいゴールデン・ユニバーサル・タロット
カードの種類や構成について
ゴールデン・ユニバーサル・タロットのカードの大きさは、一般的なスタンダードサイズ(120×66 [mm])で、ケースなども標準的なタロットカードと同じです。
カード構成については、ユニバーサル・タロット同様にウェイト版のカード構成となっており、「8番:力のカード」で「11番:正義のカード」です。
もちろん小アルカナも、パメラ・コールマン・スミスが描いた絵柄を踏襲して、現代版に描き直したものですから、ライダー版と近いものがあります。
裏面の模様も、上下の区別がつかない仕様になっているので、タロット占いをする上では、特に扱いやすいでしょう。
※ゴールデン・ユニバーサル・タロットの正義と力のカードと裏面
ゴールデン仕様の特徴について
ではここからは、ゴールデン・ユニバーサル・タロットのゴールド仕様ならではの特徴について、詳しく見ていきましょう。
ゴールドの模様と範囲
ゴールデン仕様のタロットカードには、それぞれ金色のコーティングの入れ方に特徴があります。
このゴールデン・ユニバーサル・タロットにも特徴があり、金色のコーティングが背景に多く使われており、かつ金色の太陽のような円の模様が入っていることです。
これは小アルカナでも同様で、特に小アルカナでは、もともと背景に色や風景画が入っているので、この金色の円環も、色に溶け込むように入れられています。
下記のカードの画像は、大アルカナの魔術師のカードを、円環が解るようにわざと写り込むように撮影してみました。解るでしょうか?
※魔術師のカードを背景の円環が解るように撮影。
カードのナンバーと縁取り
このゴールデン・ユニバーサル・タロットのもう一つの特徴として、カードのナンバーが上下の2カ所に入っていることが上げられます。
従来のユニバーサルでは、ギリシャ数字が上部に記されていただけでした。
ですが、このゴールデン・ユニバーサル・タロットでは、数字が金色にコーティングされて、カードの上下の黒地に書かれているので、カード番号を視認し易いといえます。
また四隅には、同じく金色の草もようが入っており、とても高級感があります。小アルカナの「キング」や「クィーン」「ナイト」「ペイジ」は、こんなマークが描かれていておしゃれです。
※小アルカナのカップの、下からペイジ、ナイト、クィーン、キングのマーク
ゴールデンコーティングの注意点
ではここで、このゴールデン・ユニバーサル・タロットカードの注意点を1つだけお話ししておきます。
それは、カードの金色のコーティングが、意図的に不均衡なデザインになっていることです。まずは下の写真をご覧ください。
左のペンタクルのエースの右側が、一部コーティングされていません。同様に、中央のカップの縁の部分も、コーティングがありません。キングが持っているペンタクルも、微妙にコーティングがない部分があります。
これはコーティングが剥がれているのではなく、最初からそのようにデザインされているのです。ですから、その点だけ予め心得ておくようにしましょう。
それを勘違してゴールドのコーティング剥がれていると思うと、不良品のカードを手にしたと思ってガッカリしてしまいます。
※左からペンタクルのエース、カップの9、ペンタクルのキングの注意点。
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大アルカナカードをチェック
ここからは実際に、ゴールデン・ユニバーサル・タロットの大アルカナカードに付いて、一通り紹介して行きましょう。
大丈夫だと思いますが、もし初心者の方で大アルカナが何か解らないなら、こちらの「タロットカード大アルカナ22枚の意味と解釈のポイントを一覧で紹介」をご覧ください。
大アルカナ:愚者、魔術師、女教皇、女帝、皇帝、教皇、恋人
0番の愚者のカードから、6番の恋人のカードまで見ていきますが、ご覧のように背景全体が主に金色のコーティングされています。
ただ、2番の女教皇のカードのように、背景が少ないカードは、そのカードの象徴ともいえる、胸のクロスや足元の三日月がゴールドになっているようです。
また、愚者の太陽もそうですが、恋人のカードの天使の頭上に輝く太陽もゴールドで表現されており、どこか神々しさを感じます。
なお、それぞれのカードはこちらの「愚者、魔術師、女教皇、女帝、皇帝、教皇、恋人」でも紹介されていますので、詳しく見たい方はそちらをご覧ください。
※ゴールデン・ユニバーサル・タロットの大アルカナ0~6
大アルカナ:戦車、力、隠者、運命の輪、正義、吊るされた男、死神
続いては、7番~13番までの大アルカナカードとなります。
象徴的なのは9番の隠者のカードと、12番の吊るされた男のカードです。背景の中心から金色の輪が広がっていることで、中心の人物を浮きだたせています。
また、11番の正義のカードは、先の女教皇同様に、ゴールドの背景は少な目で、正義の象徴ともいえる剣と天秤が金色になっています。
各カードの詳細はこちらの「戦車、力、隠者、運命の輪、正義、吊るされた男、死神」をご覧ください。
※ゴールデン・ユニバーサル・タロットの大アルカナ7~13
大アルカナ:節制、悪魔、塔、星、月、太陽、審判、世界
では、14番の節制のカードから、21番の世界のカードまでを確認していきましょう。
パット見ていただいて、すぐに気になるのは13番の悪魔のカードだと思います。真っ暗でどこにゴールドがあるのかという感じですよね。
ですが実はこのカード、悪魔の背景の黒に金色が網目のように重なっているのです。正確には、ゴールドの背景に黒い編み目模様が描かれています。
それぞれのカードは、こちらの「節制、悪魔、塔、星、月、太陽、審判、世界」で、個別に取り上げています。
※ゴールデン・ユニバーサル・タロットの大アルカナ14~21
小アルカナカードをチェック
それでは、ゴールデン・ユニバーサル・タロットの小アルカナカードも、詳しく見ていきましょう。全ては紹介出来ませんが、要所要所を掻い摘んで紹介して行きます。
なお、小アルカナの意味については、こちらの「タロットカード小アルカナの意味一覧<ワンド、ペンタクル、ソ―ド、カップ>」を参考にしてください。
小アルカナのエースのカード
まずは小アルカナのそれぞれのスートの、エースのカードを並べてみましたが、どこがゴールドなのかお解りに成りますか?
まずはすべてのカードの背面にある青空に、金色の円環が描かれています。ぱっと見は解りにくいのですが、実物はかなり反射して艶やかです。
また左から、カップの部分、ペンタクル、ソードの柄の部分にゴールドのコーティングがされています。
ワンドは木なので、ゴールドのコーティングは無く、茶色く塗られている状態です。
※ゴールデン・ユニバーサル・タロットの小アルカナエースのカード
ウェイト版らしい数札のカード
続いては、ゴールデン・ユニバーサル・タロットの数札のカードを4枚ほど抜き出してみました。
左から、ワンドの4、ペンタクルの5、ソードの6、カップの7のカードとなります。
ワンドの4と、ソードの7はカードの中心から、ゴールドの円環が描かれているが、お解りになると思います。
なお、ペンタクルの5については、5つのペンタクルが金色であるとともに、暗い背景の草模様がゴールドになっています。
※ゴールデン・ユニバーサル・タロットの小アルカナの数札のカード
絵札のカード(ソード)
小アルカナの最後は、ソードの絵札を4枚見ていきましょう。
どのカードも、背景の空に金色の円環があるのは同じですが、勢いを表すナイトだけは、雲が多いのでゴールドはまばらになっています。
また、キングの王冠とクィーンの冠にも、金色のコーティングされているところが、なんとも象徴的で良い感じです。
ゴールデン・ユニバーサル・タロットの絵札については、他のスートもだいたい同じところに金色の装飾があると思ってOKです。
※ゴールデン・ユニバーサル・タロットの小アルカナソードの絵札のカード
※初心者でも安心のゴールデン・ユニバーサル・タロットのセットです。
ゴールデン・ユニバーサル・タロットを使用して
ここまで、大人気のゴールデン・ユニバーサル・タロットについて、写真で紹介しながら詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
やはり写真を撮るのが難しかったのですが、実物を手に取る前に、少しでもゴールド感がお解りいただければ、頑張った甲斐があったかと思います。
それぞれのゴールデンタロット
タロットカードの本場、イタリアのロ・スカラベオ社では、ゴールデンタロットカードを4種類ほど販売していますが、結構以前からあるのが、このゴールデン・ユニバーサル・タロットと、ビスコンティ・タロットです。
どちらも、歴史あるタロットカードの復刻版に近いデザインで、絵柄にも芸術性を感じるものですが、だからこそ高級感のあるゴールド仕様を作ったのかもしれません。
最近、発売されたばかりの、ゴールデン・アールヌーボー・タロットも、そのデザイン性はピカ一で、特に女性に大人気のカードデッキです。
RWSタロットカードなどの、ライダー版をお使いなら、きっとこのゴールデン・ユニバーサル・タロットが、一番シックリくるでしょう。
あなたもタロットコレクションに加えて、よりスピリチュアルなタロット占いを楽しんでください。